ロシア出身の小原ブラス 情報統制続くロシアで広がる家庭内分裂「そんな国は国として成立しているのか」

[ 2022年3月13日 11:06 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 ロシア生まれ、関西育ちのタレントでユーチューバーの小原ブラス(29)が13日放送のTBS「サンデージャポン」(日曜前9・54)にVTR出演。ロシアへのメディア弾圧について見解を示した。

 番組では、フェイスブックやツイッターへの接続遮断、報道はロシアの公式発表のみを引用、ロシア軍に関する虚偽情報を広める行為には最長15年の禁固刑、ロシア国内では戦争や侵攻という言葉もつかえない、といった、ロシアでのメディア弾圧を紹介し、今回のウクライナ侵攻における情報戦について取り上げた。

 ロシア国内の状況について、小原は「はっきり言うと、プロパガンダと言わざるを得ないような情報ばかり流れているように僕は感じます」と見解。ロシア国内では「SNSを信じるな」と盛んに放送しており、「SNSでいろいろな欧米メディアの映像が流れてきてますけど、私たちも今、このように映像を試しに作ってみました。同じような映像がこうやって簡単にできました。だから、そういったものに子どもたちに惑わされて、ああやって反戦デモを起こすんだと。子どもたちはある意味ではSNSの被害者なんだというような言い方をしている」とした。

 ただ、ロシア国内でも若者は違っているといい、「いやいやメディアがどれだけこれまで嘘をついてきたか、何で分からないの?という疑問があって、大人に『今すぐテレビ消せ!』ということを言ってますね。なので、それは家庭内分裂が起きたりしている状態です」と現状を明かした。

 最近ではそんな若者も声を上げづらくなっている状況を危惧しているとし「そんな国は国として成立しているのかとちょっと疑問ですね」と疑問を投げかけた。

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2022年3月13日のニュース