「鎌倉殿の13人」中川大志 頼朝は「他人事でない」“深谷代表”畠山重忠好演 満島真之介とトークショー

[ 2022年3月13日 10:00 ]

「大河ドラマスペシャルリレートークin深谷」に出席した「鎌倉殿の13人」の中川大志(左)と「青天を衝け」の満島真之介(C)NHK
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 俳優の中川大志(23)がNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)で武蔵の若武者・畠山重忠(はたけやま・しげただ)役を好演している。

 <※以下、ネタバレ有>

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏が脚本を手掛け、俳優の小栗旬が主演を務める大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 中川が演じる畠山重忠は、義時(小栗)と同年代の武蔵の若武者。義時とは互いの力量を認め合う。謹厳実直にして知勇兼備。「坂東武士の鑑」と称される。

 今月6日には、埼玉県深谷市の花園文化会館アドニス大ホールで行われた「大河ドラマ スペシャルリレートーク in 深谷」に前作「青天を衝け」の満島真之介と出席した。新型コロナウイルス対策のため人数を制限し、420人が観覧。約17倍の抽選となった。

 中川の大河出演は11年「江~姫たちの戦国~」(中学1年)、12年「平清盛」(中学2年)、16年「真田丸」(高校3年)に続き、6年ぶり4作目。「着付けていただくスタッフさんとかは変わらない方もたくさんいて、昔はスタジオのメーク室とかで宿題をしてたよなとか言われたりもします。一方で、技術などはどんどん新しくなって、最新の撮影方法を取り入れてチャレンジしているのが凄いと思います。スタジオの通路を通ると、そのにおいや雰囲気で背筋がピンと伸びるような緊張感。『真田丸』くらいからは、大好きな先輩方のお芝居をこんなに間近で、特等席で見られる!と思うようになりました」と大河への思いを明かした。

 重忠とご当地については「深谷市川本地区にある、馬を背負った重忠公の銅像は物凄い迫力。以前、実際に川本地区に銅像などを見に行かせていただいて、小学校でも子どもたちが畠山重忠のことをしっかり勉強していて、地元の重忠推しに驚きました。自分は深谷ねぎを食べて“深谷代表”の畠山重忠として頑張って演じていきます」。「平清盛」で幼少期の頼朝役。「伊豆に流されるところまでの場面を演じていたので、他人事でない感じがします」と語った。

 ▼満島真之介(主人公・渋沢栄一の従兄・尾高長七郎役)「青天を衝け」放送前から、深谷市全体で渋沢栄一さんのことを盛り上げていたことをうれしく感じていました。これから新1万円札が発行されるに向けて、ますます盛り上がると思います。大河ドラマリレーイベントという、時代を超えて深谷の偉人でつながる、奇跡のような企画を立ち上げていただき、心から感謝しています。「青天を衝け」が終わったからこそ、もう一度、俯瞰で見えてくる部分がたくさんありました。すべてがご縁でつながっているんですね。いつか、これをきっかけに中川君とも共演できるとうれしいです。

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