坂上忍 在職1日で100万円支給の文書通信交通滞在費「領収書いらないって…おかしいでしょ」

[ 2021年11月16日 14:43 ]

坂上忍
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 俳優の坂上忍(54)が16日、MCを務めるフジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)に生出演。国会議員に支払われる文書通信交通滞在費に怒りをあらわにする場面があった。

 文書通信交通滞在費(文通費)とは、国会議員が給与以外の歳費として、月額100万円、支払われるもの。支払いは現金で、内訳の報告義務はない。投開票日が10月31日だった衆議院選挙では、投開票日新人、元職の議員は、10月の労働は投開票日の1日だけ。午後8時の投開票と同時に当選が決まったとしても、実働4時間で、時給にして25万円が経費として支払われたことになる。

 坂上は「文通費については領収書がいらない100万ってどうなんだよ!っていうのがもともとある。働いてもいないのに、100万円もらえちゃって、いい商売ですね」と皮肉たっぷり。ジャーナリストの岸田雪子氏も「歳費のほうは歳費法で規定されて、日割りで計算するとまで書いてあるんですけど、その文通費のほうが規定がない。法律と言っても与野党で話し合って変えられるわけですから、文通費については法改正が必要だというのは国民感覚からしても当然だと思いますよね」と同調した。

 国会議員には1年で1人当たり4160万円が支給される。坂上は「議員が得る報酬にはいろいろな意見があるでしょうけど、僕は個人的にはきっちりお仕事をしてくれればこれぐらいいいのかなと思う」と前置きしつつ「やっぱり常識的に考えて、領収書いらないって、何に使ったかもわからないお小遣いを毎月もらうっておかしいでしょ」と怒り心頭。今回の選挙では、新人、元職の議員は121人、合計で1億2100万円が文通費として支払われており、「10万円の給付で、所得制限つけるなど、いろいろと言われる中、それも僕らの税金ですよ。ちゃんとした使い道を本当に困っている方にどうやって届ければいいのかって言ってる中、こんな渡し方いつまでしてんのよ!」と不快感をあらわにした。

 これまでも法律が改正されなかったことにも「こういう時だけ与野党一致になるんだね。同じ穴のムジナに見えちゃう」とあきれ顔。タレントのヒロミ(56)も「原資は税金なわけだから。税金なわけだから、もうちょっとちゃんとしてもらいたいな」とコメントした。

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2021年11月16日のニュース