大黒摩季 最愛の母死去に悲痛「信じられません」 10年間介護「笑顔で全力サポート、後悔はありません」

[ 2021年11月16日 16:47 ]

大黒摩季
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 歌手の大黒摩季(51)が16日、自身のインスタグラムを更新。母、大黒美也子(おおぐろ・みやこ)さんが12日に死去したことを報告した。

 「哀しいご報告」として「去る11/12の15:55 まるで嘘か映画のように突然に最愛の母が亡くなりました」と伝え、美也子さんとのツーショットも公開した。

 「その少し前に会った時には無邪気に笑い、初出演させていただいた徹子の部屋で、黒柳徹子さんからお母様~と呼んで頂いたことを、ケアスタッフへ元気に自慢していたので、普段と変わらぬ安らかな寝顔を見ていると今だに信じられません。2年半前から患っていた癌からきたことではなく、数日前から膀胱炎を起こし熱が出て来たのでホームドクターに治療いただいていましたが、中々炎症が治らず、急性腎盂腎炎となり大きな病院で検査をしましょうとのことで向かいましたが、検査の結果待ちをしている時に敗血症を起こし呼吸困難、そして心肺停止。救急で蘇生処置をしましたが、残念ながら戻ることはありませんでした。私は蘇生処置が始まって20分後くらいに駆けつけましたが、すでに意識はなく、1時間ほど心臓マッサージなどして貰いましたが、死亡確認となりました」と克明に記した。

 「12月にある私のディナーLIVEに来る気で、リハビリも頑張って生きる気満々でいたので、本人が一番驚いていると思いますが、一瞬のことで苦しむことなく、今は私の家で猫たちに囲まれて穏やかに眠っています。本日、お別れの会をするので出棺するのが淋しくてたまりません」と悲しみをにじませた。

 「生前、ファンの皆様には母を慕っていただき、心からの感謝でいっぱいです。東京に引き取って10年、2年半前にステージ4余命2ヶ月の癌が見つかりましたが、私をひとりぼっちには出来ないからと、自ら精力的に癌治療をし、癌が無くならないまでも、うまく付き合って元気にいたので残念でなりませんが、全盛期には出来なかった母と娘生活をやり直し、笑顔いっぱいに過ごしたこの10年は、私のすべて、全力でサポートしたので後悔はありません。たらればを言えばきりはないですが来年、怒涛の30周年に向かう前に、私を気遣ってまるで神隠しにあったみたいにスッと旅立ったのかな、とも思います」と思いを馳せた。

 美也子さんは生前「私には才能も誇れるものも何もないから家庭しかないの、でもそうだとしたら摩季ちゃんが私の最高の作品なんだと思うわ」と笑って話していたといい、「私を愛してくれる人に囲まれている時の誇らしそうな写真、私が出ているTVや映像を見ているときの嬉しそうな笑顔、その全てが私にとっては誇らしく最高のご褒美でした。生き甲斐やご褒美が無くなってしまうこれからを思うと、自分が自分で心配にはなりますが、母にとって私が奏でる音楽と大黒摩季は大切な癒しとエネルギーだったので、見送ったらまた頑張ります」と記した。

 大黒の曲「mama forever」には「ママがいるから私は今も娘でいられるのよ」という歌詞があり、「父も早くに失くし、もう無償で甘えられる場所を失った私はまるで、悲運のもと半ば強制的に親と引き離された孤児のよう。愛を請う力もなくたた呆然と生きるだけ。この愛しいフレーズが今は、切なくて痛くて淋しくて自分の曲ながらに号泣です。つい親御さんと疎遠になっている方はどうか、会いたいと思ったら直ぐに躊躇しないで会いに行ってくださいね。いつか必ずサヨナラはやってくる、お別れはある日突然やって来るので、どうか悔やまぬように…」と胸に迫る思いを切々とつづった。

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