TBS安住アナ、異例の“金休”シフト 過重労働防止で土日レギュラーと両立へ

[ 2021年6月23日 05:30 ]

TBSの安住紳一郎アナウンサー
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 TBSの10月改編で平日早朝の新情報番組の司会に就任する安住紳一郎アナウンサー(47)が、金曜を休む方向で調整していることが22日、分かった。月~木曜の出演という異例の形を取る。土日のレギュラー番組の継続と、帯番組の司会を両立するため、特例の“働き方改革”を断行する。

 平日午前6時台の新番組への司会就任で、出演番組の調整が急務となっている安住アナ。現在は土曜に「新情報7days ニュースキャスター」(後10・00)の司会を務め、日曜はTBSラジオの冠番組「安住紳一郎の日曜天国」(前10・00)の生放送に出演。平日の帯番組が加わると週7日の生放送という形になり、「休みがない」と過重労働を心配する声も上がっていた。

 それを避ける手段が「金曜休日」だ。同局関係者は「月~木曜は安住アナが司会を務め、金曜は別のアナウンサーに任せる方向で調整を進めている」と明らかにした。

 これにより秋以降の勤務体制がほぼ固まった。「ニュースキャスター」「日曜天国」は継続。進行役を務める「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金曜後8・57)は「基本的にニュースキャスターと同じ土曜の隔週収録。継続できるのでは」と関係者。既に司会を務める「ぴったんこカン・カン」(金曜後8・00)は番組終了が決まっている。

 帯番組は司会者の負担が大きいため、過去にTBSの朝の生活情報番組「はなまるマーケット」が金曜を事前収録にしていた。現在もテレビ朝日のニュース番組「報道ステーション」が月~水曜と木・金曜でキャスターを入れ替えている。ただ「視聴者の日常に根付く番組なので、毎日同じ司会者でやるのが基本。特にワイドショーは司会者が番組の顔になるので、その考え方が強い」(情報番組関係者)といい“定休日”を設けるのは異例のことだ。

 秋以降は、異なる3番組の生放送を週6日行うことになる安住アナ。関係者は「経験と実力がある安住アナだからこそできる芸当だ」と話している。

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