奥野壮 特撮ドラマ「ガンディーン」主演 「絶対にやりたかった」

[ 2021年6月23日 11:45 ]

特撮ドラマ「超速パラヒーロー ガンディーン」で主人公・森宮大志を演じる奥野壮(C)NHK
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 【牧 元一の孤人焦点】俳優の奥野壮(20)が26日にスタートするNHK特撮ドラマ「超速パラヒーロー ガンディーン」(土曜後6・05、全3話)に主演する。

 パラスポーツと本格特撮が合体した作品。奥野は、車いす陸上アスリートを目指す高校生で、異星人からスーパーパワーを授かり、車いすのヒーロー「ガンディーン」として戦う主人公・森宮大志を演じる。

 奥野は「物語を純粋に楽しんでいただくとともに、ドラマを通じてパラスポーツや車いすで生活している人たちへの理解を深めていただければ」と話す。

 主演はオーディションで決定。番組担当者は「演技力、顔つきで、全会一致で決まった」と明かす。

 奥野は「パラスポーツと特撮が合体した作品を作ると聞いて、新しい!と思い、絶対にやりたかった。決まって、とてもうれしかったです」と話す。

 俳優デビュー作となった特撮ドラマ「仮面ライダージオウ」(2018年9月~19年8月)で主人公を演じて以来のドラマ主演。ヒーローの特性や戦う相手の違い、パラスポーツの要素が加わったこともあるが、1年以上にわたって「ジオウ」で特撮の撮影を続けた経験を生かせた。

 「特撮は、ない物をある物として演じないといけない。自分の頭の中で作って、それに反応しなくてはいけない。怪獣が現れた時や怪獣とぶつかった時など、特撮ならではのリアクション、アクションはスムーズに撮影できたと思います」

 苦労したのは、車いすに乗ること。撮影開始の約1カ月前から自宅で実際に車いす生活を体験した上、競技用の車いすの練習も重ねた。

 「とても大変でした。兄と一緒に住んでいるので、助けてもらうことが多かったです。競技用はスピードが出るので、怖かった。どれだけ減速せずにコーナーを回れるかが、難しかったです。筋トレをして、上半身のあらゆる部分が大きくなり、体重が5、6キロ増えました」

 役だったのは、3歳から高校1年まで続けたクラシックバレエ。体幹がきたえられていたことで、バランスに生かされた。

 「競技用の車いすは、方向転換する時、後ろに体重を乗せて、前輪を浮かします。バランスを崩すと倒れてしまうので、結構難しいけれど、コツをつかむのに時間がかかりませんでした」

 主人公の森宮大志は異星人から渡されたアイテムで変身。全身を特殊なプロテクターで覆われた「ガンディーン」となり、車いすに乗って怪獣と戦う。

 「最初に思ったのは『変身!』と言わないんだ!?ということ。変身ポーズは監督さんと話し合って試行錯誤しながら決めました。格好いいものができたと思います。初めて変身するシーンは、いちばん力が入ったので、特に印象に残っています。ガンディーンの容姿にはシンプルな格好良さを感じます」

 ガンディーンには、変身する森宮大志という人間の魅力が詰まっている。

 「物事に対するピュアさ、まっすぐさ、明るさ、ポジティブさ。彼は全てをプラスに捉えるのが上手です。夢に向かってまっすぐ進もうとするところは僕自身に似ているかもしれない」

 今回は全3話。好評ならば続編もできそうだ。

 「とてもプレッシャーを感じますが、続編があれば、もちろん出たいです」

 ニューヒーローの飛躍に期待する。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局デジタル編集部専門委員。芸能取材歴30年以上。現在は主にテレビやラジオを担当。

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