藤井新棋聖に貴重な休暇!王位へ2冠へ「探究」の4連休 久々の高校生活も?

[ 2020年7月18日 05:30 ]

棋聖戦から一夜明け、会見で「探究」と書いた色紙を手に笑顔を見せる藤井聡太棋聖(撮影・後藤 正志)
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 17歳11カ月で将棋の史上最年少タイトル保持者となった藤井聡太棋聖(17)が激闘から一夜明けた17日、対局のあった大阪市の関西将棋会館で会見した。藤井棋聖という呼ばれ方には「慣れない感じがします」と苦笑い。「これから徐々にタイトルホルダーとしての立ち居振る舞いなどを勉強していければ」と決意表明した。過密日程に追われる中“副賞”として4連休も獲得。リフレッシュして8月の王位戦に挑む。

 タイトル戦での和服姿から一転、濃紺の見慣れたスーツ姿で会見場に現れた。対局明けの疲れが残る中、藤井はすがすがしい新棋聖スマイルを浮かべながら「探究」としたためた自筆の色紙を持参。「これからも探究心を持って盤上に向かっていきたいという思いを込めました」と決意を新たにした。

 渡辺明王将(36)を3勝1敗で下した前夜は家族に電話で結果報告し、母親から「良かったね」とねぎらわれたが、愛知県瀬戸市の自宅でゆっくり休息する暇はまだない。コロナ禍での対局延期措置が解けた6月2日以降の過密日程で、18日に都内で行われるJT杯1回戦の準備のために自宅に戻ることなく、東京へ直行。19日も将棋関連の仕事のためそのまま滞在予定で、最低でもそれまでは地元に戻れそうにない。

 もう一つのタイトル戦、王位戦7番勝負第2局のため12日に札幌入りしてから1週間も帰宅できない計算。日本将棋連盟関係者によると「藤井がこれだけ自宅に戻れないのは、プロ入り3年半で初めてでしょう。体力的にも精神的にも負担は大きい」という。

 その中での朗報が、最低でも4連休の“副賞”ゲットだ。16日の棋聖戦5番勝負第4局で敗れていれば、21日に第5局が控えていた関係で前日20日に東京入りする必要があった。対局は随時、空き日に組み込まれる可能性があるが、23日まではそれもないことが確定。初の高校生タイトルホルダーとして通学する必要こそあるものの、将棋の対局から解放される意味で、20日からの休息を勝ち取った格好だ。

 タイトル獲得という目標を達成し「トップ棋士の方々と対戦する機会を得て、自分の将棋の課題を見付けることができた」と分析。「特に中盤の指し回しはデビュー当時に比べたら成長できたのかなと思います」と手応えを示す藤井にとって目下、最大の課題は“疲労”との闘いだ。会見後もスケジュールに追われるように、急ぎ足で会館を後にした。

 連盟関係者は「自分の体を休ませるには勝ち続けることが近道」と指摘。4連休で英気を養い、現在2連勝の王位戦7番勝負で、もしストレート奪取すれば自身が強くなるための研究に費やせる時間まで増えていく。(窪田 信)

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