志村けんさん遺骨が兄・知之さんのもとへ…最後の対面かなわず

[ 2020年3月31日 20:16 ]

志村けんさんの遺骨を手に自宅へと戻る兄・知之さん (撮影・白鳥 佳樹)
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 新型コロナウイルスによる肺炎のため、29日に死去したタレントの志村けんさんの兄・知之さん(73)が31日、取材に応じ、志村さんの遺体が火葬され、遺骨を引き取ったことを明かした。感染予防のため親族も葬儀場に入ることができず、志村さんの遺体と対面できないまま、火葬されたという。

 知之さんは「顔を見ることもできなかった」と悲痛な表情。実家の駐車場で業者から手渡された弟の遺骨を両手で抱え「重いね。まだ温かい…」とつぶやいた。

 知之さんが最後に会ったのは先月25日、志村さんの住む東京・麻布十番で行った古希祝いだったという。志村さんが入院後も見舞いに行けず、亡くなったことも事務所の電話で知った。後日、お別れの会を開く予定という。

 厚労省は遺体からの感染を防ぐため、遺体については全体を非透過性の専用袋で密封し、極力そのままの状態で火葬するよう指導している。

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2020年3月31日のニュース