藤井聡太七段 勝数・勝率トップに花添えるか 棋聖戦決勝T準々決勝始まる

[ 2020年3月31日 10:55 ]

大阪市の関西将棋会館で午前10時に始まった棋聖戦の決勝トーナメント準々決勝で菅井竜也八段と対戦中の藤井聡太七段
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 将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が31日、大阪市の関西将棋会館で午前10時に始まった棋聖戦の決勝トーナメント準々決勝で菅井竜也八段(27)と対戦中だ。

 この日の本年度最終戦を前に、前回24日の対局を終えた段階で2019年度の成績を52勝12敗、勝率0・8125(いずれも未公開対局を含む)とし、勝数と勝率で全棋士トップが確定。実質的なデビュー年度となった2017年度から史上初となる3年連続での勝率8割以上は、この日の対局で例え敗れたとしてもすでに決まっている。その偉業に花を添えられるか、来年度の目標となる初のタイトル挑戦・獲得に向けて前進できるかがこの日の注目だ。

 棋聖戦は藤井にとって史上最年少タイトル挑戦記録更新がかかる最後の棋戦。現在の記録は屋敷伸之九段(48)が持つ17歳10カ月。本局を含めて3連勝すれば現冠保持者の渡辺明3冠(棋王、王将を含む=35)への挑戦権を手にする。

 本局の先手は藤井で、いつも通り飛車先の歩を突いた。戦型は四間飛車となった。両者の過去の対戦成績は2勝2敗の五分。持ち時間は各4時間で、本日夜までの終局が見込まれている。

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