由紀さおり 志村さん付き人時代から親交「大きな星を奪ったコロナウイルスが憎い」

[ 2020年3月31日 05:30 ]

志村けんさん死去

由紀さおり
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 白塗り、太眉の名物キャラ、バカ殿様。長年共演した歌手由紀さおり(71)は自宅のテレビで訃報を知り「全身の力が抜けた。大きな星を奪ったコロナウイルスが憎いです」と声を振り絞った。

 バカ殿は1986年からフジテレビの特番「志村けんのバカ殿様」でレギュラー化。由紀は年齢詐称の腰元役で出演。「15でございます」などと答えると志村さんの逆りんに触れて、刀を向けられるオチの役だった。

 由紀によると、バカ殿は80年頃に「ドリフ大爆笑」で、いかりや長介さんが考案したキャラ。志村さんが殿様で、いかりやさんが家老という「8時だョ!全員集合」とは逆の設定が笑いを呼んだ。

 志村さんがいかりやさんの付き人をしていた69年に初めて会い、「打ち合わせで急にいかりやさんから“おい”と声を掛けられると出演者の前でアドリブでギャグをやっていた。エキセントリックだった」と振り返った。あまりにも早すぎる死には「彼は身をもって警鐘を鳴らしてくださったんだと思っています」と悼んだ。 

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