斎藤佑樹 引退試合前に会見「長いようでこの11年間はとても短く感じた」

[ 2021年10月17日 09:33 ]

<日本ハム引退会見>ハンカチを手にポーズを決める斎藤(撮影・高橋茂夫)
Photo By スポニチ

 今季限りで現役を引退する日本ハム・斎藤佑樹投手(33)が17日午前、引退試合となる本拠地・札幌ドームでのオリックス戦(午後2時試合開始)を前に記者会見した。

 斎藤は冒頭「長いようでこの11年間はとても短く感じました。今日が本当に最後なんだと信じられない。この日を準備していただいて本当に感謝しています」とあいさつ。ユニホームを脱ぐ決断をした時期、きっかけについて 「昨年のこの時期にひじを痛めて、そこから21年シーズンにチャンスをいただけるということで、今シーズン結果が出なければ、と自分の中では思っていた。そこからですね」と吐露し、「相談は基本的にはしていない。自分一人で決めました」と明かした。

 そして、選手生活を振り返り、「うれしかったシーンはたくさんあるけど、12年の開幕投手を栗山監督から指名してもらって完投勝利できたことはとてもうれしかった。苦しかったことは基本的にずっっと苦しかった。それも今思えば、迷惑をかけたけど、いい経験をさせてもらった」と話し、自分自身にかける言葉は「難しいですね。声をかけるとしたら休んでいる暇はないぞ。この先もファイターズや野球界に恩返しをするために次の準備をしなさいということですかね」とした。

 いよいよ、午後2時プレイボールの試合でラストマウンドに上がる。1軍での登板は、19年9月27日のオリックス戦以来2年ぶり。11年のプロ野球人生に終止符を打つ。

続きを表示

この記事のフォト

2021年10月17日のニュース