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ソフトバンク 抑え不在深刻…後半戦4度目の“9回救援失敗”板東踏ん張れずドロー

[ 2021年8月29日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2ー2オリックス ( 2021年8月28日    京セラD )

<オ・ソ>9回から登板するも同点を許しゲームセットに険しい表情を見せる板東(撮影・後藤 正志)
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 また9回に…。ソフトバンクは28日、オリックスに2―2で引き分けた。2―1の9回に4番手の板東湧梧投手(25)が痛恨の同点適時打を浴びた。後半戦の“9回救援失敗”は、同点から勝ち越されて敗れた20、21日のロッテ戦を含めて4度目。左肘手術で戦列を離れている森唯斗投手(29)の代役を務めてきた岩崎翔投手(31)も、肘の張りで登板を回避している状況。守護神不在の弱さが露呈した。

 またもや魔の9回となった。1点リードを守り切れず痛恨の引き分け。24日西武戦に続き、9回に同点を許した板東は唇をかんだ。

 「悔しいです。それしか言葉が出てきません。申し訳ありません」

 執念の継投策が実らなかった。2―1の9回。先頭の吉田正に、ワンポイントで変則左腕の嘉弥真をぶつけたがフルカウントから四球。バトンを受けたのは板東だ。無死一塁から杉本に中前に運ばれ無死一、三塁。内野は前進守備ではなく、引き分けを狙う「併殺シフト」。1死後、代打のジョーンズに左前同点適時打を浴び、石川の5勝目とチームの白星がスルリと逃げた。工藤監督は、同点やむなしの守りの指示に「負けないようにするのがベスト」と説明。その上で「板東もプレッシャーのいるところだったので、嘉弥真で(吉田正を)打ち取ってくれれば楽に(投げられる)、という思いがあった。ちょっと深く考えすぎたかなと思います」。苦悩の背景に、クローザーの不在がある。

 20、21日のロッテ戦でも岩崎が同点の9回に登板も失点し2連敗した。本来の守護神・森の離脱により、前半戦の途中から抑えを務めてきた岩崎は肘の張りのため、22日から登板を回避している。

 指揮官は「(試合の)途中で投手コーチからも話があって“やめておこうか”となった。明日までにはどうなのか、本人とも確認を取りながらやれたら。それでも難しいというようであれば、時間をつくった方がいいのか。考えないといけない」と今後の状況次第で、登録抹消の可能性があることを示唆した。

 9回の同点後、2死一、二塁をしのぎ、今季17度目の引き分け。「耐えた。耐えました。ピンチの中で板東も抑えたし、プラスに捉えてまた明日」と指揮官は必死に前を向いたが、勝利の方程式を担ってきたモイネロ、森が不在のリリーフ陣。首位・オリックスとのゲーム差は5のまま。守護神が固まらない状況では逆転Vも見えてこない。(福井 亮太)

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