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西武、CS進出諦めるには早い 若き先発3投手への期待 08年同時期は「20代トリオ」が熱投

[ 2021年8月29日 09:00 ]

西武・高橋
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 真夏に強い西武が苦戦を強いられている。28日の日本ハム戦は0―7から執念の粘りで引き分けに持ち込んだが、後半戦は4勝7敗3分け。辻政権5年目でワーストの借金8に沈んでいる。上位を追い掛けるどころか、最下位の日本ハムに迫られているのが現状だ。

 21日のオリックス戦(京セラドーム)。今季93試合目にして今井が、8回6安打2失点でチーム初完投。「前半戦を含めてベストな投球をすることができました」と納得の投球も白星には結びつかなかった。その今井も28日の日本ハム戦では別人のような投球で5回7失点。2点台をキープしていた防御率は、3・25となった。

 それでも、まだ40試合以上を残しており、CS進出を諦めるには早いだろう。「打線は水もの」ならば、先発陣が長い回を投げ、打線に少ないチャンスを生かしてもらうしかない。ここまでエース高橋が9勝、松本が7勝、そして今井が6勝。若き3人に2桁勝利の期待がかかる。西武で「20代トリオ」が2桁勝利に到達すれば、日本一に輝いた08年(岸24歳=12勝、帆足29歳=11勝、涌井22歳=10勝)以来13年ぶりだ。

 当時は現GMで、黄金時代のエース・渡辺久信監督がチームを指揮。ちょうど8月末のこの時期に「先発完投」の時代を生き抜いてきた指揮官の期待に「20代トリオ」が応えた。優勝へのマジックナンバーを22とし、8月29日から迎えた2位・ソフトバンクとの3連戦。初戦は涌井が8回146球を投げ1失点、2戦目は帆足が9回133球を投げ2失点、そして3戦目は岸が9回171球を投げ無失点。今では考えられないが、先発陣が100球を優に超える熱投で、プロ野球史上初となる同一カード3戦連続延長引き分けの珍事を生んだ。勝てずとも負けず。ファンは最後まで熱い戦いを望んでいる。(記者コラム・花里 雄太)

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