智弁和歌山 優勝の瞬間、マウンドに集まらなかったのは… 宮坂主将「礼に始まり礼に終わる」

[ 2021年8月29日 17:13 ]

第103回全国高校野球選手権大会最終日 決勝   智弁和歌山9-2智弁学園 ( 2021年8月29日    甲子園 )

<決勝 智弁学園・智弁和歌山>6回1死一、三塁、智弁和歌山・宮坂は右前適時打を放つ(撮影・後藤 大輝)
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 第103回全国高校野球選手権大会の最終日は29日、甲子園球場で決勝が行われ、智弁和歌山(和歌山)が智弁学園(奈良)に9-2で勝ち、00年以来21年ぶり3度目の優勝を果たした。

 主将の宮坂が仕事を果たした。初回には先頭打者として先制点の起点となる中越二塁打。さらに2点リードの6回には1死一、三塁で打席に立ち、会心の右前適時打。貴重な追加点を手にして、勝利に貢献した。

 宮坂は「去年の先輩方は甲子園を目指せなかったので、その思いも背負い、新チームが始まってから日本一だけを目指してやってきました。チームで一つになってやってきたので、39人で取れた日本一は本当に最高です」と満面の笑み。自身のプレーについても、「(第1打席は)チームに貢献するために必ず出塁しようと思ったので、いい結果になって良かったです」と満足顔だった。

 また、優勝した瞬間はマウンドに集まらずに整列。「相手チームがいますし、礼に始まり礼に終わるということで、礼で終わってから全員で喜ぼうと話していました」と明かした。

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