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智弁和歌山・中谷仁監督が選手、監督で日本一 イニング間に円陣組まない新手法は「準備遅れを防ぐため」

[ 2021年8月29日 20:13 ]

第103回全国高校野球選手権大会決勝   智弁和歌山9ー2智弁学園 ( 2021年8月29日    甲子園 )

<智弁学園・智弁和歌山>兄弟校対決を制して優勝を飾り、歓喜の智弁和歌山ナイン。中央奥は中谷監督(撮影・北條 貴史)
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 智弁和歌山の中谷仁監督は、97年夏に捕手として全国制覇。18年8月に母校の監督に就任し、再び日本一を達成した。

 初戦の2回戦は宮崎商の出場辞退で不戦勝。10日に開幕した今大会の初戦は24日の3回戦、高松商戦だった。5―3で勝利すると、石見智翠館を9―1、近江を5―1で破り、決勝進出。智弁学園との智弁対決となった決勝も打線が初回から4点を奪い、9―2で制した。今夏4試合、一度もリードを許さず、頂点に立った。

 複数投手の起用、初回からの強行策など、高嶋仁前監督からの野球を継承しながら、中谷監督らしい采配は、イニング間に見られた。守備からベンチに戻る際、攻撃前の円陣を組まないのだ。その理由について、こう説明した。

 「高校野球はどんどんイニング過ぎていく。僕が選手の役に立つようなことを言える自信がないので、それだったらいち早く次のイニングの準備をしてくれた方がいいという考え。何かあるときはその選手のところに行って伝えにいくようにしています。僕らの時代と違って、レガース、エルボーガード、手袋、いろんなことがあるので、準備遅れを防ぐために、特段何かあるときじゃないとやらないです」

 準備を優先した攻撃で、打線は全試合2桁安打をマーク。個々にアドバイスを送る新様式で、2年ぶりに開催された夏の甲子園大会を制した。(川島 毅洋)

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