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近江の2年生右腕・山田 122球の熱投実らず涙「自分の力不足。大きくなって帰ってきたい」

[ 2021年8月29日 05:30 ]

第103回全国高校野球選手権大会準決勝   近江1ー5智弁和歌山 ( 2021年8月28日    甲子園 )

<近江・智弁和歌山>7回途中、交代のため副島(右)にボールを渡す近江・山田(撮影・河野 光希)
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 敗戦が決まると近江の2年生右腕の山田陽翔はベンチで泣き崩れた。初戦降雨ノーゲームを含め6度目の先発は今夏自己最長となる6回2/3で最多122球を投げ9安打4失点。熱投実らず準優勝の01年以来、20年ぶりの決勝進出を逃した。

 「自分の力不足。先発の仕事ができなかった。勝たせられなくて悔しい」

 全試合で救援登板していた岩佐直哉は準々決勝で右肘を痛め投げられない状態だった。6日間で4試合目の登板となり「1週間500球」の球数制限も気になる中で全力投球を続けた。

 初回に2点を許し3回に自らの適時打で1点を返した。5回の守りでは1死満塁から岡西佑弥を空振り三振、渡部海を自己最速に並ぶ146キロ直球で一邪飛に仕留めた。多賀章仁監督も「感動した。震えました。本当によく投げてくれた」とたたえたが、6回に2点を失い、7回のピンチで降板した。

 甲子園で546球を投げ抜いた右腕は涙をふき「一回りも二回りも大きくなって帰ってきたい」と雪辱を期す。(中澤 智晴)

 《岩佐、右肘痛で登板できず》背番号1の岩佐は右肘痛で登板することができなかった。26日の準々決勝・神戸国際大付戦で痛め、この試合も一度、ブルペンに向かったが、状態を確認してベンチに戻った。多賀監督は「炎症を起こしていて投げられない状況だった」と説明。右腕は「負けて悔しいが、ここまで来られたのはうれしく思う。今日も投げたかったが、投げられなかった」と話した。

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