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ダル「中田翔さん」へ愛の喝! 騒動直後に「直電」も 謝罪の場設けぬ日本ハムもバッサリ

[ 2021年8月29日 02:30 ]

<エンゼルス・パドレス>ベンチで試合を見つめるダルビッシュ(撮影・沢田 明徳)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(35)が28日、自身のブログを更新。日本ハム時代の後輩で、チームメートへの暴力行為による出場停止処分を受けた後、無償トレードで巨人に移籍した中田翔内野手(32)を叱咤(しった)激励した。騒動直後に「直電」したことも告白。さらに、在籍時に中田の謝罪会見を開かずにトレードした古巣には「喝」を食らわせた。

 ダルビッシュは日本ハム時代の後輩にあたる中田を可愛がっていた。それを知っているファンからのリクエストを受け「中田翔さん」と題し、ブログを更新した。3歳年下の後輩を「いじる」のは恒例で、あえて「さん」を添えた。

 2人が初めて会ったのは中田が日本ハムに入団した08年。同じ高卒からプロ入りし、ダルビッシュは21歳、中田は18歳だった。「見かけによらず愛嬌(あいきょう)があり憎めないいい子だったのですぐに仲良くなりました」。特に母親思いな一面が印象的で、テレビ番組でその姿も見た。それだけに中田の元同僚への暴力行為には「ニュースを見た時はびっくりした」というのが、正直な気持ちだった。

 騒動直後には中田に直接、電話をかけたことを明かした。「知らないうちに中田も32歳で4人の子供の父親ですよ。なんか知らないうちに大人になっていてびっくりしました(笑い)動揺してしまってなんかうまく話せなかったなぁ」。日米で舞台は違えど、2人はそれぞれの球界を代表するスター選手だ。「どういう理由であれ暴力は良くないですよね。これは中田がしっかり被害者に対して誠心誠意謝罪するべきでしょうし、本人もしっかり反省し2度と繰り返さないようにすることが大事だとは思います」

 古巣の対応にも黙ってはいられなかった。「臭いものにはすぐフタをして、後は知りませんという球団ではないのは自分はよく知っています」としたが、「ファイターズで謝罪会見せずに読売ジャイアンツにトレードした球団フロントには喝ですよ」。ファンサービスやマナーを熱心に教育する古巣を誇りに思っているからこそ、その対応には歯がゆさが残った。

 「繊細な中田のことやから人前に出るのも嫌になっているでしょうし、でもその中一生懸命試合に出ている中田、その中田を励ましながら悲しい思いをしながらも支えて毎日送り出す中田の奥さまを自分は応援したいなぁと今は思っています」。ブログは全1799字。ファンの気持ちを推し量り、古巣・日本ハム、そして中田へ送る、ダルビッシュなりのメッセージだった。

 《08年に出会い公私で“師弟”》08年1月19日。ダルビッシュと中田は日本ハム本社イベントで初対面を果たした。当時のダルビッシュは、かつて自身が未成年での喫煙問題を犯したことから「中田にはハメを外さない程度に遊んでほしい。法律は守って…」と自虐的にエールを送っていた。

 1年目のキャンプ中は食事だけでなく、日焼けサロンにも出掛けるなど、公私でフォローした。オープン戦で中田が打撃不振に陥ると「1軍にいなくちゃいけない選手」と期待。同年3月に中田が2軍落ちを通告されると、宿泊先の部屋に呼び出し「すぐに1軍へ上がってこい」と激励した。

 その後も「いろんな人から(生活態度が)ひどいと聞いているので(再教育を)頼むと言われた」と「臨時専属教育係」を任されたこともあった。11年まで4年間チームメート。ダルビッシュがメジャーに移籍後も、日本ハムが16年からアリゾナキャンプを行っていた時期は現地で食事をともにするなど交流が続いている。

 《被害受けた選手「100倍応援」》ダルビッシュは「中田より被害を受けた選手を100倍応援します」とも記した。アドバイザーを務めるサプリメントブランド「Yutrition」製品を被害選手に贈呈するとし「これを機にYutritionで暴力反対Tシャツ作ろうかな」。さらに「皆さま、もし発売されたらぜひ着用していただいて中田をいじりに球場に行ってあげてください(笑い)」とイタズラっぽくメッセージを送った。

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