ヤクルト・村上31号!セ本拠地別最高打率・438の「東京ドーム男」トップの巨人・岡本和に1差

[ 2021年8月29日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト2―2DeNA ( 2021年8月28日    東京D )

<ヤ・D>4回、安打を放つ村上(撮影・島崎忠彦)
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 東京ドームに東京音頭が鳴り響く。演奏の合図はヤクルト・村上の一発だ。初回2死二塁。リーグトップの巨人・岡本和に1本差に迫る先制31号2ランを放った。「昨日、点が取れなかったので、今日は何とか先に先制点を取りたかった」。フルカウントからロメロの外角チェンジアップを引きつけ、左翼席最前列へ運んだ。

 東京五輪、パラリンピックの影響で神宮が使えず、今カードは東京ドームで初の主催試合。背番号55は、4回にも三塁内野安打を放ち、今季の同球場では打率・438。神宮を上回り、セ・リーグの本拠地別で最高だ。

 チームは7回に追いつかれ、今季11度目の引き分け。同じく引き分けた2位・巨人とのゲーム差は0・5のままだが、阪神が敗れたため、29日にも勝率差で昨年7月13日以来の首位に立つ可能性がある。「優勝したい気持ちが強いので、個人の目標は気にしてない」。来週末にも東京ドームで広島3連戦が組まれるなど、同球場では残り7試合戦う。「東京ドーム男」が、優勝争いも本塁打王争いも熱くする。(青森 正宣)

 ▼ヤクルト・サイスニード(最速155キロの直球を軸に6回0/3を投げて2失点)凄くいい調整ができた。ストレート、変化球も自分の思い通りに操れた。

 ≪3位から奪首も≫セ3強は、29日の結果次第でいずれも首位となる可能性がある。3位ヤクルトが首位に立つには、ヤクルトがDeNAに勝ち、阪神が広島に敗れ、巨人が中日に引き分けか敗れることが条件。その場合は阪神とは「マイナス1ゲーム差」で、勝率で上回る。

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2021年8月29日のニュース