プロ並み!亜大野球部の寮リニューアル サウナや電気風呂完備 後藤主将「勝つことで恩を返したい」

[ 2021年4月23日 05:30 ]

亜大「日の出寮」外観
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 プロも驚くような、最新の寮が完成した。東都大学野球リーグの亜大は、東京都日の出町にある野球部の「日の出寮」をリニューアル。10日に竣工(しゅんこう)式が行われ、今月末から選手たちが生活の拠点とする。サウナや電気風呂、バット乾燥室まで完備した最新の設備に潜入した。

 66年に建築された亜大ナインの「前線基地」が生まれ変わった。3階建ての寮は2人部屋が60部屋。最大120人の居住が可能だ。

 生田勉監督が要望したのは3点。「選手ファースト、明るい建物、透明性がある空間、ですね。選手が生活しやすい環境にしたかった」。サッカー場に面する部屋は全てガラス張りで日当たり良好。ミーティング室はオンライン授業にも対応できるよう70インチの大画面テレビを設置する。

 大リーグの球場のようなロッカー、データ分析室やトレーナー室も。大浴場では体のケアもできるよう、テレビ付きサウナや水風呂、電気風呂も備える。極めつきは、木製バットが湿気を含んで重くなるのを防ぐ乾燥室だ。ソフトバンクを手本にしたもので、「試合でも打線が湿らないように。バットが湿らないように」と生田監督。寮の1階スペースを使用する。

 後藤貴大主将は「どこにも負けない日本一の環境をつくってもらった。勝つことで恩を返したい」と誓った。00年以降、全日本大学野球選手権を2度、明治神宮大会を4度制した東都の雄が、日本一の環境で鍛え上げる。(川島 毅洋)

 《他部活も強化》今回の寮の建て替えは、大学を挙げての一大プロジェクトの一環。亜大は17年4月1日付で「スポーツ振興センター」を新設し、硬式野球部や陸上競技部などスポーツ競技全般の強化策に乗り出した。今後は野球部の室内練習場やクラブハウス、テニスコート、キャンパス敷地内のランニングコースの整備も予定されている。

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