ソフトバンク・周東 マリンから逆襲!打率・214低迷も…工藤監督1番起用明言

[ 2021年4月23日 05:30 ]

打撃練習を行う周東(撮影・中村達也)
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 パ・リーグ首位のソフトバンクは、23日から1・5ゲーム差で2位のロッテと3連戦(ZOZOマリン)を行う。22日はペイペイドームで指名練習を行い、打撃が低迷するリードオフマンの周東佑京内野手(25)が巻き返しを誓った。工藤公康監督(57)は1番で当面は起用すると明言して、出塁、盗塁数アップを期待した。

 周東は打撃練習で小久保ヘッドコーチ、立花、平石両打撃コーチが見守られながら計42スイングした。意識は逆方向、野手の間を抜く鋭い打球。バッティングで悩み続けるリードオフは、打開策を何とか探りだそうと必死だった。

 「いろいろと考えてやってはいるんですけど、考えが逆に逆に行って。コーチの方と話して、改善しようとやっていますが、最悪です」

 今季23試合のうち21合に1番でスタメン出場。2度の猛打賞があるも打率・214と低迷している。「まずタイミングが取れてない。立ち後れ、タイミングが凄く遅い」。出塁率・250は、昨季の同・325を大きく下回っている。出塁数が減り、3盗塁と自慢の足を生かしきれていない。

 それでも、工藤監督は周東を1番で起用し続ける方針だ。「1番周東が出て、できれば走って、送って、還すのが一番。出塁が少ないから、まず打撃の方で。昨年のように走って13試合(連続)と言わないが7、8試合は盗塁決めて欲しい」と期待した。

 相性のいい舞台から巻き返す。23日からロッテと3連戦を行うZOZOマリンでは昨季、打率・316をマークした。「僕がどうにかして塁に出ないと。走れてない中でもタイミングはつかめているし(ZOZOマリンでは)打てているイメージはあるので期待に応えられたら」と前向きに話した。

 周東ら若手中心の指名練習には打率・140の今宮、同・206のデスパイネらが自主参加した。周東ら不振の選手たちが調子を上げれば、首位固めの態勢は整う。

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2021年4月23日のニュース