今季からエンゼルス戦実況・サットン氏 大谷の日米100号に「本塁打にもいろいろな表現の仕方」

[ 2021年4月23日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス4ー7レンジャーズ ( 2021年4月21日    アナハイム )

今季からエンゼルス戦の実況を務めるダロン・サットン氏(球団提供)
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 今季から地元放送局「バリースポーツ・ウエスト」でエンゼルス戦の実況を務めるダロン・サットン氏(51)が本紙を通じ、大谷の日米通算100号を祝福し、日本のファンにメッセージを寄せた。

 大谷の節目の一発を実況席で見届けると、中継で「THE HOMER WAS CRAZY! THE MAN IS CRAZY!(凄い本塁打だ。この男は凄い)」と絶叫。打球速度107マイル(約172キロ)、飛距離402フィート(約122・5メートル)と相変わらずのパワーを興奮気味に伝えた。

 サットン氏はドジャースなどで通算324勝を挙げ、今年1月に死去した名投手ドン・サットン氏の息子。これまでダイヤモンドバックスなどの実況を担当して多くの名選手を見てきたが「翔平のような選手は見たことがない」と驚く。「とにかく健康でいてほしい。100マイル(約161キロ)を投げ、100マイルの打球を打つ。そして試合で誰よりも速く走ることができることを皆さんに想像してほしいんだ」とうれしそうに話した。

 昨季までエ軍戦の実況を担当したビクター・ロハス氏は大谷が本塁打を放った際に叫ぶ「ビッグフライ、オオタニサン!」のフレーズで日本でも有名になった。サットン氏も「本塁打にもいろいろな表現の仕方がある。期待していてください」と意欲的だった。(柳原 直之)

 ≪バスガーシアン氏「日本語を実況に」≫同局でのエ軍戦の実況はサットン氏だけでなく、マット・バスガーシアン氏(53)も担う。人気テレビゲーム「THE SHOW」やスポーツ専門局ESPNで全米中継を担当していたベテランも大谷について「これまで見た中で最もダイナミックで最も才能がある選手の一人」と大絶賛。かつてパドレス戦の実況時に大塚晶文の投球を表現する際に日本語を使っていたそうで「敬意を持って日本語を実況に組み込んでいきたい」と目を輝かせた。

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