ドラ1位候補の近大・佐藤 1安打2四球で勝利貢献も満足なし「打てたのは最後だけ」

[ 2020年9月27日 13:10 ]

関西学生野球連盟 令和2年度秋季リーグ戦 第4節2回戦   近大3―1京大 ( 2020年9月27日    ほっと神戸 )

<近大・京大> 7回1死、中越え三塁打を放つ近大・佐藤(撮影・平嶋 理子)
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 阪神、巨人などが今秋ドラフト1位候補に挙げる近大・佐藤輝明内野手(4年=仁川学院)が「3番三塁」で出場。2打数1安打2四球でチームの勝利に貢献した。

 2―1の7回1死、カウント1―0からスライダーを捉えた打球は風にも乗り、左中間フェンス最上部に直撃。50メートル6秒0の俊足を生かし、滑り込むことなく悠々と三塁に到達した。

 「少し上がり過ぎたけど、追い風だったので、ヒットになって良かった」

 直後、田中秀昌監督(63)が主審に「(スタンドに)入って、出てきたように見えた」と確認するほどの微妙な打球。判定が覆ることはなく、母校の先輩・二岡智宏(現巨人3軍監督)が持つ通算13本塁打のリーグ記録はならなかったが、持ち味のパワーとスピードを存分に示した。

 一振りで仕留めた。得点圏に走者を置いて迎えた1、2打席目はともに四球。5回無死からの第3打席は空振り三振で、最終4打席目に結果を出した。「なかなかストライクで勝負してもらえなかったが、打つべき球を振ることはできた」。チームの勝利に貢献したが、目標は優勝だけに、満足感はない。「打てたのは最後だけ」と立命大、関大と上位との対戦を控える次節以降に向け、気持ちを引き締めた。

 スタンドでは阪神、巨人など5球団のスカウトが視察。阪神・渡辺亮スカウトは「少ない甘い球を一振りで仕留められるのは能力が高い証拠」と話し、中日・中田宗男アマスカウトアドバイザーは「あのスイングができる打者は、そうはいない。本塁打を打つコツを覚えたら、とんでもない数字を残すだろう」と再評価した。佐藤は「もちろん本塁打を打ちたい気持ちはあるが、駆け引きもあって、相手も真っ向勝負ではこない。だから打つべき球をしっかりと打ちたい」。地に足を付けて、チームの優勝とリーグ新記録の二兎(にと)を追う。

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