有藤通世氏 ロッテ、痛かった2回のバント処理 3回のソフトB・柳田さすがの走塁

[ 2020年9月27日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ3-7ソフトバンク ( 2020年9月26日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ14>2回2死二塁、川島に右前適時打を打たれ悔しがるロッテ先発・中村稔(撮影・沢田 明徳)
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 【有藤通世 視点】ロッテは先発投手が3回までに6点取られたら苦しい。痛かったのは2回無死一、二塁で川瀬の送りバントの処理だ。中村稔のやや左へ転がるバントで三塁へ投げれば十分フォースアウトのタイミングだったが捕手の柿沼は一塁を指示。二、三塁の形をつくられ、この回の3失点につながった。故障で離脱している正捕手の田村だったら違う結果になっていたと思う。

 3回の3失点は、同じ無死一、二塁から中村晃の左飛で二塁から三塁を陥れた柳田の好走塁にしてやられた。柳田はフェンス際まで飛ぶと判断してハーフウエーから二塁へ戻ってタッチアップ。去年まで同僚だった福田秀の肩の力を頭に入れての判断だった。この走塁がなかったら、この回は0点で終わっていたかもしれない。

 ともに三塁を奪われたのが失点につながったが、このカードの相性はソフトバンクの方が気にしている。直接対決は残り10試合。ロッテは自分たちの野球をやっていけばいい。

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2020年9月27日のニュース