九産大 開幕3連勝!揚村がコールド勝ち決める満塁弾「人生初です」

[ 2020年9月27日 05:30 ]

福岡六大学野球 秋季リーグ戦第2週1日目   九産大10―0福工大 ( 2020年9月26日    福工大 )

<九産大・福工大>6回1死満塁、右越えに満塁本塁打を放った揚村(九産)(撮影・中村 達也)
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 福岡六大学野球秋季リーグ戦は26日、3試合が行われた。九産大は福工大を10―0で下し、開幕3連勝。プロ志望届を提出している揚村彰斗捕手(4年)が6回に満塁本塁打を放ち、コールド勝ちを決めた。ほか九共大、日経大が勝ち、ともに通算成績を2勝1敗とした。

 逆方向へ放った九産大の3番・揚村の打球は右翼芝生席に舞い降りた。6―0の6回1死満塁、外角高めの直球を捉えた。練習試合も含めて大学通算10本目はコールド勝ちを決める満塁弾。「風が助けてくれました。(満塁弾は)人生初」と少し照れながら余韻に浸った。

 前の打席まで内野ゴロ2つ、右飛に倒れていた。「体の開きが早く、打ちたい打ちたいになっていた」。大久保哲也監督から「逆方向を意識しなさい」と助言をもらい、すぐに打席で実践。「いい感じに打てました」と指揮官に感謝した。

 1年春から公式戦に出場し、2年春から正捕手。2年秋、3年春にはベストナインに輝いたが、昨秋は試合出場がなかった。「練習に取り組む姿勢がルーズだった」と大久保監督。揚村は「変わらないといけない」と練習から積極的に声を出すなど、先頭に立ってチームを引っ張るようになった。 

 プロ志望届を提出済みで「チャンスでの打撃と肩の強さをアピールしたい。この秋に懸ける思いは強い」と話した。挫折を経て一回り大きくなった揚村はチームの優勝、夢のプロ入りへ、まだまだ暴れるつもりだ。

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2020年9月27日のニュース