広島・森下 2カ月ぶり黒星 新人王ライバルの戸郷に並ぶチャンスで痛恨「やってはいけない点与えた」

[ 2020年9月27日 05:30 ]

セ・リーグ   広島2-5DeNA ( 2020年9月26日    マツダスタジアム )

<広・D(19)>ベンチで戦況を見つめる森下。7回4失点で7勝目はならなかった (撮影・奥 調)
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 広島の森下暢仁投手(23)が26日のDeNA戦で約2カ月ぶりに悔しい3敗目を喫した。7回で自己ワーストの2発11安打を許し、4失点の苦投。新人王を争う巨人・戸郷に並ぶ7勝目は持ち越しとなった。打線も初回に鈴木誠の中前適時打などで2点を先取しながら、以降はゼロ行進。どうにも乗り切れない。

 入場者の上限緩和で本拠地に詰めかけた、1万5160人のファンに勇姿を見せることはできなかった。自身の連勝が4で止まり、7月31日の巨人戦以来約2カ月ぶりに3敗目を喫した森下は、淡々と敗戦の弁を口にした。

 「勝つことを意識して投げたけど、ずっとコントロールが悪く、やってはいけない点も与えてしまった。しっかりゲームをつくらないといけない…」

 2点の援護を受けた直後の2回、先頭・宮崎に左翼最前列へ運ばれた初球の内角直球がこの日の状態を暗示していた。1点優勢の4回には、先頭・宮崎からの3連打に自身の暴投が絡んで勝ち越し点を献上。華麗にマウンドを支配した本来の姿とは別人だった。

 5回にもオースティンに甘い外角直球を右中間席へ。打者を圧倒したはずの直球は影を潜め、ことごとくヒットゾーンへ弾き返される。被安打11、1試合2発被弾はいずれも自己ワースト。それでも7回を4失点にまとめるあたりが黄金ルーキーの底力だった。

 「苦しい投球。制球できていなかったし、直球もチェンジアップも悪かったね」。佐々岡監督は、森下の状態をそう分析する。6回で104球。7回の続投には「球数はもう少しいけるという判断。何とか勝ちが付けば…という思いがあった」と打ち明けた。

 新人王を争う巨人・戸郷に並ぶ7勝目は次回以降に持ち越し。リーグ4位に再登場した防御率2・63は森下が上回っており、約1カ月の残り登板で勝ち星を積み重ねたい。指揮官は「無理はさせないけど、チャンスがあるならサポートするのは当然」と明言した。

 「チームが勝てるようにゲームをつくっていきたい。(敗戦を)次につなげたい」

 森下は唇をかみしめる。これで3試合続けて7イニングをクリア。状態が悪くても、それなりの投球ができる右腕だけに、1敗で失望するどころか、冠への期待はますます膨らむ。 (江尾 卓也)

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