山田 逆転勝ちで近畿大会進出あと1勝、大阪府大会公立唯一の4強 自主性重んじ進撃

[ 2020年9月27日 17:11 ]

令和2年度秋季近畿地区高校野球大会大阪府予選準々決勝   山田5―4大産大付 ( 2020年9月27日    シティ信金 )

<山田・大産大付>マウンドに集まる山田の選手たち
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 無名の公立校が初めての近畿大会まで「あと1勝」に迫った。山田が8回の逆転劇で大産大付に競り勝ち、準決勝に進出。息詰まる接戦に金子恭平監督(41)は「生きた心地がしなかった」と苦笑い。そのうえで「5回終了時点での2点差までは想定内。そこからは我慢比べ。先に気持ちが切れないように…と話していました」とたくましい選手達の姿に目を細めた。

 2―4の8回1死一、二塁。6番・石橋和史(1年)のバントを一塁手が三塁へ悪送球。ボールが三塁ファウルゾーンを転々とする間に二走に続き、一走も生還し、同点に追い付いた。さらに2死三塁から8番・北古賀泰斗(2年)が左中間に決勝二塁打。「1本打たないと、と思っていた。振り抜いた結果、いい当たりになってよかった」と満足げな表情で振り返った。

 今大会、公立校で唯一の4強進出。お笑い芸人のフットボールアワー・後藤輝基(46)の母校として知られるが、甲子園大会出場経験はなく、野球では“無名校”。快進撃の要因は「自主性」にあった。新チームから、練習メニューは尾崎紀昭主将(2年)を中心に、部員だけで決め、私生活でも「掃除係」「あいさつ係」など全員に役割を分担。「チームが自主的に運営できるようにトップダウンをやめた。その適材適所は彼らの中で決める。自分たちはやっているというところが強い」と指揮官は説明する。あと1勝で1984年の創部以来初の近畿大会出場。その先には来春選抜大会への道も見えてくる。

 準決勝では過去2度の選抜大会出場経験がある東海大大阪仰星と対戦する。指揮官は「ここまで来たら楽しむしかないので、勝ちにこだわって精いっぱい杯やっていきたい」と意気込みを示した。2回戦から登場し、5勝(不戦勝1含む)は全て私立校から挙げた。6個目の白星が学校史上初の快挙へと直結する。

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