菅野、V会見で「正直悔しい」も…原監督ねぎらいに涙こらえ「次の戦いに全力尽くす」

[ 2019年9月21日 22:59 ]

セ・リーグ   巨人3―2DeNA ( 2019年9月21日    横浜 )

<巨人優勝会見>原監督のねぎらいの言葉に感極まる菅野(右)(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 マジック2で迎えた巨人が21日、2位DeNAとの直接対決で3―2と延長逆転勝ちし、14年以来5年ぶりのリーグ制覇を果たした。エースの菅野は試合終了後の会見に臨み、自身の思いを打ち明けた。

 16日に腰痛のため出場選手登録を抹消された菅野。10月9日から始まるCSファイナルステージに万全を期す。今季は22試合に先発し、11勝6敗、防御率3・89の成績を残していた。

 菅野は「嬉しい気持ちはもちろんあるが、僕個人としては正直悔しい思いもあった。今年に関しては何一つ貢献できてないなと思う。覚悟を持って臨んだシーズンだったので、今年は特に優勝したいという気持ちが強かった」とコメント。

 投手陣のリーダーとして「僕だけ頑張っても優勝できないし、今年はたくさん若い投手が出てきた。投手みんなが頑張ってくれたからこそ今日の優勝がある。みなさんに感謝したい」と若手の台頭、そしてチームの団結に感謝した。

 質疑応答で、若手投手陣にとって菅野が大きな存在だったと告げられると「僕は何もしてませんけど」と謙遜したが、原監督が「何もしてなくないですよ。彼はギブアップしない。本人の中では成績も納得してないのでしょうけど、彼の方から“もう駄目です”とは一回も言わなかった。これから先も大きな試合がありますから、やってくれると思います」とねぎらった。

 指揮官のコメントを聞いた菅野は涙をこらえながら「全力を尽くして、次の戦いがあるので、そこに合わせて全力で取り組みます」と誓った。

続きを表示

この記事のフォト

2019年9月21日のニュース