阪神・西、逆転CSへ重圧なし「今さらおどおどしても変わらない」

[ 2019年9月21日 05:30 ]

キャッチボールで調整する西(撮影・成瀬 徹)
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 気負いもなければ、過剰な意識もない。敗れれば、CS進出への道が断たれる崖っぷちの一戦。重圧のかかるマウンドを控えても平常心を貫けるのは、幾多の修羅場を経験してきたからだろう。命運を一手に握る阪神・西はサラリと言ってのけた。

 「クライマックスシリーズへの挑戦権を得られる(可能性がある)限りはファイティングポーズはとり続けていかないといけないし、取るべき姿勢だと思います」

 幸か不幸か、登板の巡り合わせで回ってきた大役をまるで楽しむ余裕すら感じられた。オリックス時代の14年にCS第1ステージを経験。1勝1敗で迎えた第3戦に先発し、5回1/3を1失点にまとめた。日本ハムに延長で敗れたとはいえ、試合をつくった経験は今の礎だ。「そこまで背負ってはいませんよ」と笑い飛ばした。

 「気負うこともない。今さら、おどおどしても変わらない。1年間ずっと言い続けてきた事をしっかりできているから、平常心でいられるのかな」

 移籍初年度の今季は開幕からローテーションを守り続けてきた。あと6回2/3を投げれば、キャリアハイの166投球回(13年)に達する。チーム事情や打席の巡り合わせも多かった点も踏まえれば、もっと記録が伸びていてもおかしくない。献身的な働きぶりは大黒柱のそれと言っていい。あと2勝で2年連続の2桁勝利もかかる大事なマウンドだ。

 この日は練習の合間に外野芝生に座り、高橋遥と話し込んだ。19日に3試合連続KOされた弟分に助言も送った。気配りと目配りも自然体だ。広島戦は今季6度の先発で3勝1敗、防御率2・66。相性の良さに加え、極度の重圧がかかる試合を託せるのは西しかいない。平常心で決戦に挑む。(吉仲 博幸)

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