慶大が東大に逆転勝ち プロ志望の153キロ右腕・津留崎が2回完全の好救援

[ 2019年9月21日 16:35 ]

東京六大学野球秋季リーグ戦 1回戦   慶大13―4東大 ( 2019年9月21日    神宮 )

<東大・慶大>2番手で2回をピシャリの好投を見せた慶大の津留崎
Photo By スポニチ

 慶大が今季初戦で東大に逆転勝ち。白星スタートを切った。

 5回から2番手で登板したプロ志望の153キロ右腕・津留崎大成投手(4年、慶応)が最速150キロをマークして2回完全の好リリーフ。今季初勝利を挙げた。9月10日にプロ志望届を提出したが「いつも通りできる限りの準備をしてきた。届を提出して、意識していないわけではないがチームのために投げることを意識した」と振り返った。

 高3時に受けた右肘手術の影響でリーグ戦登板はこれで19試合目と決して多くはないが、剛速球とフォーク、カットボールを操る隠れた逸材。「セルフケアをしっかりして、ひじは問題ない」と言う。

 ソフトバンクの福山龍太郎アマスカウトチーフは「ウチにいた五十嵐亮太みたいなタイプ。球に力がある」と評価。広島の苑田聡彦スカウト統括部長は「出所が見づらいフォーム。次の試合もチェックしたい」とした。

 野手陣も好プレーを披露。先発の左腕・高橋佑樹投手(4年、川越東)が2回につかまり、2失点。なおも2死満塁のピンチが続いたが左翼・正木智也外野手(2年、慶応)の好返球で3点目を阻止した。すると、3回に小原和樹内野手(4年、盛岡三)が右越えへ走者一掃の逆転適時三塁打を放った。

 大久保秀昭監督は「開幕戦というのももちろんありますけど、ちょっと(試合に)入りきれなかった。正木のワンプレーが非常に大きかった。小原の一打も良かった」と初戦白星に安どしていた。

続きを表示

2019年9月21日のニュース