メジャーで大番狂わせ 倍率5・2倍のオリオールズが1・18倍のアストロズに勝利

[ 2019年8月12日 11:50 ]

逆転サヨナラ2ランを放ったオリオールズのルイス(右=AP)
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 米国の各ブックメーカーを震かんさせる?大番狂わせが11日に大リーグで起きた。今季低迷して5連敗中だったオリオールズが、地元ボルティモア(メリーランド州)でア・リーグ西地区首位で8連勝中だったアストロズに8―7で勝ったもので、試合前までのオッズは5・2倍。2007年に4・9倍だったナショナルズがツインズに勝ち、昨季はクレイトン・カーショー(31)が先発したドジャースに対して4・2倍だったマーリンズが勝ったケースがあるが、スポーツ専門局のESPNによれば2005年以降、5・2倍での勝利はオッズ的には最大となった。

 オリオールズは今季15勝を挙げているアストロズの先発ジャスティン・バーランダー(36)に5回まで9安打を放って4点を奪取。9回表に3点を失って5―7と逆転されたが、その裏、ここまで4三振だったクリス・デービス(33)の左犠飛で1点を返し、続くリオ・ルイス(25)が7号の逆転サヨナラ2ランを放って劇的な勝利を収めた。

 オリオールズは39勝78敗でアストロズは77勝41敗。オリオールズは前日のこのカードで2―23と屈辱的な大敗を喫していたが、オッズを裏切る形で?リベンジを果たした。一方、アストロズの試合前までの勝利オッズは1・18~1・22倍。1・25倍以下のオッズで敗れたのは、2016年のドジャース(対ブレーブス)以来、史上9チーム目となった。

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