楽天・渡辺佳 3位タイ呼ぶV打 新人離れの対応力、得点圏打率.552「チャンスは燃える」

[ 2019年8月12日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天8-2オリックス ( 2019年8月11日    楽天生命パーク )

6回2死二塁、中前適時打を放つ渡辺佳(撮影・西海健太郎)
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 新人らしからぬ対応力が凝縮された決勝打だった。同点に追いつかれた直後の6回2死二塁の場面。楽天のドラフト6位・渡辺佳は打席の中で、初対戦だった3番手・山田の攻略の糸口を探った。初球からスライダーが3球続き、2度の空振りで追い込まれた。

 「自分が捕手だったら、あの空振りを見たらスライダーを投げると考えた。直球が来たら仕方がないなと」

 腹をくくって狙い球を絞った。打席に立つと、変化の軌道が映像で確認していたものと異なっていたが「抜けが良くて、(3球目までと)同じ打ち方だと打てない。引っ張ろうと思っていたけど、センターから逆方向を意識した」。読みが当たった。4球目の外角へのスライダーを中前にしぶとくはじき返し、チームを勝利に導く殊勲打となった。

 1年目から勝負強さが際立っている。得点圏では打率・552、だが、走者なしでは・134。4回にも2死満塁で左前適時打を放ち「チャンスは好きですね。燃えるというか、スイッチが入る」という。平石監督が「打席での修正力が高い。何でもかんでも打ちにいかず、割り切っている。本当にたいしたものですよ」と称賛するように、好機になると持ち前の打撃技術を発揮している。

 チームは日本ハムに並んで3位に浮上した。負けられない戦いが続く混戦の中で、フレッシュな力が光った大きな勝利だった。(重光 晋太郎)

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