宇部鴻城・背番号8の岡田 7年ぶり夏初戦のマウンドで力投 尾崎監督「度胸がある」

[ 2019年8月12日 20:08 ]

第101回全国高等学校野球選手権2回戦   宇部鴻城7―3宇和島東 ( 2019年8月12日    甲子園 )

<宇和島東・宇部鴻城>力投する宇部鴻城・岡田(撮影・北條 貴史)
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 宇部鴻城の尾崎公彦監督が7年ぶりの夏初戦のマウンドに上げたのは、背番号8の岡田だった。

 「度胸があるから。甲子園のマウンドには度胸が必要ですから」

 この起用に岡田が応えた。「1番・投手」でスタメン出場すると、いきなりの三者連続三振発進。直球は130キロ台前半だったが、ボールにはキレがあった。「真っ直ぐで押せていた。きょうはいけると思った」と手応えをつかんだ。

 捕手の山本も同様だった。「きょうは球が来ていた。リズムを崩さないことだけを考えた」。岡田もサインに一度も首を振ることなく、テンポよく投げた。三者凡退は初回と2回だけ。以降は毎回のようにランナーを出したが、粘りに粘った。147球。13安打されたが、12三振の力投。「いい形で初戦を終えられた。特に緊張することなく平常心で投げられた」と振り返った。

 岡田はもともと投手だったが、昨年12月に腰のじん帯を痛めた。春は野手に専念。センターでの出場になった。センターからバッテリーを見て「もっとこう投げたらいいのかな」と投手心理を学んだことが成長につながったという。

 打っても4回に右越え2ラン。2ボールからの3球目の外角を振り抜いた。「(ここまで2打数無安打の)自分に四球は嫌だろうと思った。甘い球が来ると予想していた。打った瞬間いったと思った」と投手心理を読み切った一発となった。

 尾崎監督は1番での起用について「普通は投手なら6、7番。だから岡田にも聞きました。そしたら、僕は1番で行かせてくださいと言いました。その心意気を買った」と1番にした理由を語った。

 スタンドからは両親が勇姿を見守った。父の啓さんは「びっくり。普段はのんびり屋だけど、勝負ごとになるとスイッチが入るんです」と目を細めていた。

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