ヤクルト村上、逆転サヨナラ25号 記録よりチームのため「もっともっと打てるように頑張ります!」

[ 2019年8月12日 21:26 ]

セ・リーグ   ヤクルト5-4DeNA ( 2019年8月12日    神宮 )

9回無死一塁、サヨナラ2ランを放った村上(左)はお立ち台でつば九郎と笑顔(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 ヤクルトは村上宗隆内野手(19)の劇的な逆転サヨナラ25号2ランでDeNAを5―4で下し、連敗を4で止めた。

 2点を追う9回無死から、バレンティンがソロ本塁打。続く雄平が執念の内野安打で出塁すると、続く村上が初球を振りぬき中堅への逆転サヨナラ2ランでチームを勝利へ導いた。10代のサヨナラ弾は94年の巨人・松井秀喜以来史上5人目。さらに今季78打点は、86年の西武・清原和博に並ぶ10代最多打点となった。

 「思い切っていこうと思いました」と村上。DeNAの守護神・山崎の低めのツーシームを完璧に捉えた。9回2点差の苦しい展開の中、殊勲の一振り。「僕自身もなかなか打てていなかったので、最後に打ててよかったです」と声を弾ませ、今の気持ちは「最高です!」と笑顔で答えた。

 「前の雄平さんがつないでくれたので、その勢いでなんとか打てるようにと思って頑張りました」と気持ちの乗った25号。本塁打をあと何本狙えるかを問われると「まあ、そこじゃなくて、しっかり勝てるようにもっともっと頑張ります」と謙虚に話した。

 最後まで見守った神宮のファンに「本当に、応援が力になっているので、打てないことばかりですが、もっともっと打てるように頑張ります!これからも応援よろしくお願いします!」と、巻き返しを誓った。

続きを表示

2019年8月12日のニュース