阪神・大山「6番」で覚醒 逆転呼ぶ2点二塁打、20戦ぶり3安打「落としていい試合はない」

[ 2019年8月12日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神6-5広島 ( 2019年8月11日    京セラD )

8回無死一・二塁、大山が中越えに2点適時二塁打を放ち激走する(撮影・岩崎 哲也)
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 見ている誰もが「もう一度…」と願う場面でまた打った。11日の広島戦で2試合続けて6番で出場した阪神・大山が8回、今村から1点差に迫る中堅フェンス直撃の2点二塁打。逆転機運を高めた。

 「配球は頭にありましたけど、どちらでも対応できるように準備をしていました。流れを持ってこれる結果につながって良かった」

 1ストライクからの高めスライダーを一振りで仕留めた。初めて4番から降格した前日は2点ビハインドの9回無死一、二塁から逆転のサヨナラ3ラン。一夜明けたこの日は3点を追う8回無死一、二塁で打席が巡ってきて、「すごい手応えがあったので抜けると思った」という快音で2点をもたらした。

 打撃フォームの“引き出し”を増やすことで覚醒の糸口を探る。今シーズンの転機は7月17日の中日戦(豊橋)の試合前練習だった。フリー打撃後に浜中打撃コーチから「トップがちょっと浅いかも」と指摘を受け、「“すり足”はどう?」と提案された。足を上げてタイミングを取るのではなく、左足を右足側に寄せ、地面に着けた状態でボールを待つ“すり足打法”。その日の試合でいきなり実践し、本塁打を含む4安打を放った。

 「例えば巨人の坂本勇さんはピッチャーによってタイミングの取り方が違います。安定した結果を残し続ける人は“選択肢”をいくつも持っている場合が多い。まだまだですけど、少しでも取り入れていければ」

 8回の一打は足を上げて打ったが、相手投手やボールカウントなどの状況で使い分ける。連日の試合で力を出し切る一方、技術向上のための試行錯誤を止めることはない。

 4回、6回に安打を放っており、転機の7月17日以来となる20試合ぶりの3安打以上を記録。2日連続のお立ち台では「落としていい試合はない。1試合1試合、全力でやるだけ」と力を込めた。念願のAクラス浮上にはやはり、大山のバットが欠かせない。(巻木 周平)

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