八戸学院光星が5年ぶり3回戦進出、智弁学園との壮絶乱打戦制す 6点差逆転許すも執念の再逆転

[ 2019年8月12日 16:00 ]

第101回全国高校野球選手権大会7日目 2回戦   八戸学院光星10―8智弁学園 ( 2019年8月12日    甲子園 )

<智弁学園・八戸学院光星>9回2死満塁、沢波の2点一塁強襲適時打で生還の山田(左)と島袋はホームで歓喜(撮影・井垣 忠夫)
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 第3試合は、八戸学院光星(青森)が最大6点差をひっくり返されながらも、同点で迎えた9回に振り切るなど、智弁学園(奈良)との壮絶な乱打戦を10-8で制し、2014年以来5年ぶりの3回戦進出を決めた。

 八戸学院光星は、初回、2死から3番・近藤遼一(3年)の左中間へのソロ本塁打で先制パンチ。3回には1番・武岡龍世主将(3年)の中越えソロ、さらに、近藤、6番・下山昂大(3年)の適時打でこの回3点を加えると、5回にも2点を奪い前半の主導権を握った。

 しかし、6点リードで迎えた6回。打者12人の猛攻で7点を奪われ試合をひっくり返される苦しい展開に。

 それでも、8回に6番・下山昂大(3年)の適時打で同点に追いつくと、9回には2安打、敬遠四球などから2死満塁の好機をつくると、途中出場し、この日最初の打席となった沢波大和(3年)の一塁への強襲内野安打で2者が生還。土壇場で奪った貴重な2点を、最後はエース山田怜卓(3年)が守り切った。

 智弁学園は、6点を追う7回に打者12人の猛攻で7点を奪って一時は逆転するなど見せ場を作ったが、リードを守り切れず、11年以来8年ぶりの3回戦進出とはならなかった。

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