宇部鴻城 7年ぶり初戦突破!9番・河村勇3安打3打点、宇和島東21年ぶり白星ならず

[ 2019年8月12日 10:09 ]

第101回全国高校野球選手権大会 2回戦   宇部鴻城7―3宇和島東 ( 2019年8月12日    甲子園 )

<宇和島東・宇部鴻城>2回2死一、二塁から宇部鴻城・河村勇が先制の左翼線2点適時二塁打を放つ(撮影・井垣 忠夫)
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 第101回全国高校野球選手権大会の第7日は12日、甲子園球場で1回戦が行われた。第1試合は宇部鴻城(山口)が7―3で宇和島東(愛媛)に勝利。3回戦に進出した12年以来7年ぶりの初戦突破を果たした。宇和島東は98年以来21年ぶりの白星はならなかった。

 山口大会で過去3年連続準優勝の悔しさをバネに夢舞台に駒を進めてきた宇部鴻城ナインが序盤から躍動した。2回に6番・池村(3年)、8番・山本雄(3年)の安打で2死一、二塁とし、9番・河村勇(3年)の左翼線2点適時二塁打で先制。4回1死二塁からは河村勇の左前適時打、続く1番・岡田(3年)の右越え2ランでこの回3点を追加。3点差に迫られた6回2死三塁からは相手暴投で1点を加点。9回1死三塁からは池村がこの日4安打目となる左前適時打を放ち1点を追加した。

 投げては背番号8の岡田が右上手から切れの良い130キロ台の直球とスライダーを武器に気迫あふれる投球で、13安打を浴びながらも3失点完投した。

 尾崎公彦監督は、15安打の猛攻に「打撃戦になると思っていた。よく制してくれた。山口大会でもここまで打っていない。よく打ってくれた」とナインを称えた。

 宇和島東は5年を追う4回2死二塁から5番・赤松(2年)の右前適時打で1点を返した。5回には先頭の兵頭(3年)の左越えソロで3点差とした。終盤も再三、好機をつくったが、あと一本が出ずに反撃は届かなかった。

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