日本ハム・栗山監督“フィールド・オブ・ドリームス球場”での試合実現に「発想がすばらしい」

[ 2019年8月9日 14:02 ]

日本ハム・栗山監督が私財を投じて完成させた北海道栗山町の野球場(2019年4月撮影)
Photo By スポニチ

 日本ハムは9日、10日からのソフトバンク3連戦に向けて北海道から福岡に移動。栗山英樹監督(58)は米大リーグ機構が来年8月13日に野球映画「フィールド・オブ・ドリームス」の舞台となったアイオワ州ダイアーズビルの球場でホワイトソックスVSヤンキース戦を行うことを発表したことについて「みんなの夢を実現しようとする発想がすばらしい。自分も行ったことがあるし、その時の写真もいっぱい持ってる」と感激のコメントを語った。

 ウィリアム・キンセラの小説「シューレス・ジョー」が原作で89年に公開された同映画は、野球の素晴らしさを描いた感動巨編。来年の試合開催時は撮影に使われた球場近くに8千人収容の仮設球場を建設し、観客は有名なトウモロコシ畑を通って球場に入るという。ロブ・マンフレッド・コミッショナーは「野球が人々を結び付けるという映画の恒久的なメッセージを、この舞台で祝うことを楽しみにしている」と談話を発表した。

 栗山監督にとって同映画は人生を変えたほど影響を受けた作品。公開翌年の90年限りで現役を引退したが、心には「いつかフィールド・オブ・ドリームスのように、自分の手で球場を作りたい」という夢を持ち続けた。そして名字が縁で98年から交流が始まった北海道栗山町の雄大な大自然に触れて一念発起。私財を投じて山を切り開き、00年に野球グッズなどを展示するログハウス、02年には念願の野球場を完成させた。今では「栗の樹ファーム」として道内だけでなく道外から旅行者も訪れるほどの人気スポットとなっている。

 映画の主人公は周囲に笑われながらも生活の糧だったトウモロコシ畑の一部を切り開いて小さな野球場を作り、その後に神秘的な体験をする。栗山監督も球場完成から10年後の12年にコーチ経験もない状況で北海道を本拠地とする球団の監督に就任した。まさに「日本版フィールド・オブ・ドリームス」。映画から学んだ「野球を愛する」、そして「信念を貫く」は、今でも栗山監督の人生の指針だ。(山田 忠範)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2019年8月9日のニュース