甲子園64勝!智弁和歌山新たな歴史 中谷監督夏1勝“同期”池田が8回1失点プレゼン投

[ 2019年8月9日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権大会 第3日1回戦   智弁和歌山8ー1米子東 ( 2019年8月8日    甲子園 )

甲子園初勝利に選手からウィニングボールを渡され笑顔を見せる智弁和歌山・中谷監督(中央)(撮影・後藤 正志) 
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 新たな歴史の一歩目を踏み出した。昨年8月に就任した智弁和歌山の中谷仁監督(40)にとっては夏の甲子園初勝利。投打がかみ合っての記念星に「本当にうれしい」と目尻を下げた。

 手塩にかけて育てたエース池田が8回7安打1失点と奮闘。初回から安定感抜群で6回も同点とされ、なおも1死満塁を背負ったが、動じなかった。「ヒットらしいヒットはなかった。自分の球を投げれば打ち取れる」。福島悠を空振り三振。続く土岐の2球目にこの日最速の148キロを計測し最後は遊ゴロに仕留め勝ち越しは許さなかった。「3年間ずっとそばで見てくれた。恩返しは優勝しかない」と言葉に力を込めた。

 入学と同時期に指揮官がコーチ就任。“同期”として絆は強い。1年夏、練習試合でベースカバーを怠ると、翌日はカバーの練習のみを約3時間も繰り返した。「その時は腹が立ったけど…。今では体が勝手に反応します」と感謝する。今春の近畿大会直前にはフォーム改良の直接指導を受けた。左手の位置をグラブ1個分上げ、右肘の角度を変えることで球速と制球力が増した。同大会で自己最速の149キロを計測するなど急成長。「中谷さんは、自分を奮い立たせてくれる言葉が多い」と信頼を口にする。

 智弁和歌山として甲子園大会通算64勝目。令和初勝利で平成期間ではともに最多63勝を挙げた大阪桐蔭を抜き単独10位になった。中谷監督は「少しでも長く一緒に過ごしたいです」と愛する選手らに優しい目を向ける。共通目標である日本一まで、一丸で突き進む。(桜井 克也)

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