阪神・原口、激走生還「キツかったけど良かった」先発マスクで“今季初勝利”

[ 2019年8月9日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神5―3ヤクルト ( 2019年8月8日    神宮 )

6回2死一塁、北條の左中間二塁打で一塁から一気に生還する原口(撮影・大森 寛明)
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 阪神は8日のヤクルト戦(神宮)に逆転勝ち。連敗ストップの立役者となったのは捕手・原口だ。「先発ピッチャーに勝ちが付くのはね、良いことなので」。7月24日のDeNA戦以来、出場4試合ぶり今季2度目のスタメンマスク。同じ勝ちでも、先発捕手として掴んだ“今季初勝利”はひと味違った。

 「点は取られましたけど、ビッグイニングを作らなかったのが勝ちにつながったと思う。何とか最少失点で、捕られてもその後しっかり、お互いのやりたいことができた」

 同い年で同期入団の秋山を導いた。3回2死走者なしから太田に先制ソロを許したが、続く青木は打ち気を逸らすかのようなカーブで1球で三ゴロに仕留めた。5回2死一、三塁から青木に2点目となる適時打を浴びても続く山田哲を変化球で遊ゴロ。致命傷を避け続けたからこそ、6回の逆転劇があった。

 その一翼を担った。1点差としなおも2死三塁で打席に向かうと投手強襲の同点打。ライナーが山田大のグラブを弾いて遊撃・奥村に捕球されたが送球よりも早く一塁を駆け抜けた。さらに続く北條の左中間への当たりで本塁まで激走。「この気温の中走ったのでキツかったですけど、チームのためになって良かった」。踏みしめたホームはそのまま秋山の白星に変わった。8回には、あと少しで本塁打という左翼フェンス直撃の二塁打も放ち、代走に送られベンチに退いた。

 初戦は坂本、2戦目は梅野が先発マスクを被ったが敗れ、3戦目を託された。同一カード3連戦全てで先発捕手が入れ替わる異例とも言える起用法。打線強化かと問われた矢野監督は首を横に振り、こう説明した。

 「総合的に何か変化を付けられるのかな、というところで。フミ(原口)がそういう役割をしてくれたらいいなということやったから。結果そうしてくれた。そういう意図」

 指揮官の期待通り『打者』としてだけじゃなく『捕手』としても連敗ストップに貢献できた。「(守備で)反省する点ももちろんあるので。そういうところを次、話し合っていきたいと思います」と捕手らしく冷静に、次戦を見つめていた。 (巻木 周平)

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