鳴門 3年ぶり初戦突破!“うずしお打線”10安打10得点 花巻東は4年ぶり白星ならず

[ 2019年8月9日 10:46 ]

第101回全国高校野球選手権大会 1回戦   鳴門10―4花巻東 ( 2019年8月9日    甲子園 )

<花巻東・鳴門>初回2死満塁から左中間に3点適時二塁打を放つ藤中(撮影・井垣 忠夫)
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 第101回全国高校野球選手権大会の第4日は9日、甲子園球場で1回戦が行われた。第1試合は、鳴門(徳島)が10―4で花巻東(岩手)に勝利。8強入りした16年以来3年ぶりの初戦突破を果たした。花巻東は4年ぶりの夏の甲子園白星はならなかった。

 “うずしお打線”が好機を確実に生かして得点を重ねた。鳴門は初回、先頭の塩唐松主将(3年)の中前打を足掛かりに2死満塁とし、藤中(2年)の走者一掃の左越え適時二塁打で3点を先取。3回は先頭の高校通算31本塁打の4番・浦(3年)が左中間二塁打で出塁し、1死一、三塁から納田(2年)が右犠飛して加点。5回1死満塁からは原田(2年)の中前2点適時打、西野(3年)の左犠飛で3点を追加した。8回2死一、二塁からは5番・宮崎(3年)が右翼線2点適時二塁打で加点、9回2死二塁からは塩唐松の右前適時打で加点した。

 投げては徳島大会5試合を一人で投げ抜いたエース左腕・西野(3年)が低めを丁寧につく投球で10安打されながらも4失点完投した。

 西野は「昨年、勝つことができなかったので、今年は勝ててうれしい」と終始、笑顔。森脇稔監督(58)は「うちらしいつなぐ野球ができた。序盤、中盤、終盤といい攻撃ができた」と振り返っていた。

 花巻東は、先発の左腕・中森踏ん張り切れなかった。打線は7点を追う5回2死一、二塁から3番・中村主将(3年)が右越え2点二塁打。8回には適失で1得点、9回には2番・高橋が左前適時打したが、反撃は届かなかった。

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