阪神・藤浪67日ぶり実戦マウンド 1回無失点「問題なく投げられた」

[ 2019年5月19日 05:30 ]

力投する藤浪(撮影・後藤 正志)
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 開幕から2軍での調整が続いていた阪神・藤浪晋太郎投手(25)が18日、ウエスタン・リーグの広島戦で実戦復帰を果たした。先発し1三振を奪うなど、1イニングをわずか9球で3者凡退。67日ぶりとなった実戦登板で上々の再スタートを切った。

 誰もが待ち望んだ瞬間だった。マウンドの藤浪が、生き生きとした表情を浮かべている。67日ぶりとなる実戦登板。投げることの喜びをかみしめながら、復活への第一歩を踏み出した。

 「問題なく投げられたので、そこは良かったかなと思います」

 雨が降りしきる悪条件も、物ともしなかった。まずは先頭のドラフト1位・小園を初球の高め直球で左飛。続く大盛に対してはフルカウントから高めの直球を振らせ、空振り三振を奪った。最後は3番・林を2球で投ゴロ。格の違いを見せつけるようにわずか9球で新人トリオを3者凡退に封じ込め、予定された1イニングを完璧な内容で終えた。

 「力を抜いて投げられるタイミングだったので、しっくりきているかなと」

 試行錯誤の末にたどり着いた。セットポジションから、2段モーション気味のフォーム。制球を大幅に乱すような抜け球はなく、9球のうち7球を直球で押し切った。結果に内容が伴う投球に、平田2軍監督も合格点。「十分だよ。(マウンド上で)いい表情をしていたし、これで一歩踏み出せた」と大きくうなずいた。

 制球難に陥った3月12日のオープン戦・中日戦後、首脳陣に自ら志願する形で2軍での再調整が決まった。プロ7年目で初めての開幕2軍スタート。試合には登板することなく、キャッチボールやブルペン投球などの地道な取り組みを黙々と続けてきた。

 「とりあえずマウンドに上がることができたので、これから徐々に(状態を)上げていきたい」

 淡々と言葉をつないだ姿からは、1軍復帰にかける強い気持ちが伝わってくる。まだ道半ば。真の輝きを取り戻すべく、背番号19の巻き返しが始まった。(阪井 日向)

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