広島・西川、初回にV3ラン 待望の今季1号「思い切りいった」

[ 2019年5月19日 05:30 ]

セ・リーグ   広島4―0阪神 ( 2019年5月18日    甲子園 )

初回2死一、三塁、先制の3点本塁打を放った西川(右から2人目)
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 広島は18日の阪神戦(甲子園)に4―0で快勝し、5カード連続の勝ち越しを決めた。初回に西川龍馬内野手(24)が右翼ポール際へ待望の今季1号先制3ラン。先発のクリス・ジョンソン投手(34)は3試合連続で6回を零封し、3勝目を挙げた。6連勝で今季最多の貯金5。首位・巨人を1ゲーム差でぴったり追走する。

 6連勝の歓喜に沸くベンチ裏。殊勲の西川は照れ笑いを浮かべていた。阪神・メッセンジャーの出はなをくじく待望の今季1号アーチ。「たまたまです。去年(の1号)は6月(10日、楽天戦)だったし、早いくらい」とおどけてみせた。

 開始直後の初回、2死三塁で4番・鈴木が四球。セオリー通り、初球を狙ってフルスイングした。快音を発した打球は、虎党の悲鳴を切り裂いて敵地の右翼ポール際へ着弾。試合の主導権を握る先制3ランとなった。

 「初球から積極的に行こうと思っていたので、思い切りいった。うまくかぶせて打つことができました」

 連日、巧みなバットコントロールで勝利に貢献する。前日17日のカード初戦では、4回に西の外角低めチェンジアップをバットに乗せ、先制の中前打。この日は高めの141キロ直球を上から叩き、伸びのあるライナー性の打球を飛ばした。

 どのコース、それがたとえボール球でも、ヒットゾーンに運べる技術は特筆ものだ。ワンバウンドの球を安打にしたこともあった。一方では落とし穴もある。迎打撃コーチが指摘、注文する。

 「彼のストライクゾーンは人より倍広い。どのコースでも打てるからだけど、バットコントロールとは本来、ストライクを打ってこそ、うまいとなる」

 天才型の打者にありがちな課題。外野守備にチャレンジする今季は左翼の定位置を奪いそうな勢いだが、見極めの課題が解消されれば、レギュラーとしてタイトル争いに参戦する期待すら秘める。

 「立ち上がり、非常に大きな得点だった。チャンスで回る打席が多いのでプレッシャーはあると思うけど、西川は勝負強いところを見せてくれている」

 4番・鈴木の前後をどう組むか。懸案に答えが出つつあり、緒方監督は一翼を担う5番・西川に目を細める。当事者は謙虚だ。

 「5番というより、僕の中では5番目の打者というイメージ」
 打点を挙げた試合は今季9勝1敗で、目下8連勝。勝負強い24歳が今日もバットでチームの快進撃を支える。(江尾 卓也)

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