DeNA上茶谷、7戦目で初勝利 ハマのドラ1苦しみ抜いて待望1勝

[ 2019年5月19日 05:36 ]

セ・リーグ   DeNA11―6ヤクルト ( 2019年5月18日    神宮 )

ヒーローインタビューでウイニングボールを手にする上茶谷(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 DeNAのドラフト1位・上茶谷大河投手(22)が18日のヤクルト戦で5回2/3を3安打3失点でプロ初勝利を挙げた。同点の5回にはプロ初安打となる中前打を放ち、決勝の生還を果たした。開幕からローテーション入りしながら迎えた7戦目。東洋大時代から慣れ親しんだ神宮球場のマウンドで待望の勝利をつかんだ。

 三塁ベンチで見守った上茶谷は試合終了の瞬間、両手を叩いてグラウンドに飛び出した。7度目の登板でつかんだプロ初勝利。「勝つことは難しいなという気持ちと、1勝できたうれしい気持ち」と喜びをかみしめた。

 粘った。3―0の4回に村上に同点弾を浴びた。4四球を与えたが、カットボールを有効に使って耐えた。5回1死の第2打席では石川から中前打を放ち、勝ち越しのホームを踏んだ。プロ13打席目での初安打。こちらの記念球もゲットし「これは自分で持っておこうかな」と笑った。

 6試合、勝てなかった。初登板から2試合は勝利投手の権利を持っていたが、5回途中6失点で2敗目を喫した4月23日の阪神戦後、東洋大で同期のソフトバンク・甲斐野にLINEを送った。「もうあかんわ。俺、無理やわ」。心許せる友にだけ、弱音を吐いた。

 自身の投球映像を繰り返し見た。ニュースも見た。多くの解説者の意見を客観的に聞いた。そして出した答えは「自分は今永さんや浜口さん、東さんのように高めの直球で空振りが取れる投手ではない。低め低めで勝負しないと」。原点に返り、丁寧な投球で道を切りひらいた。

 中学時代は4番手投手で、進学した京都学園では甲子園に縁がなかった。東洋大では血行障害の手術を受け、3年生まで勝利はなかった。試練を乗り越えて強くなった。

 「ホッとしたのもあるけれど、まだ自分の投球ができていない」と上茶谷。大学時代に思い出を刻んだ神宮球場で踏み出した一歩を次につなげる。 (町田 利衣)

○…上茶谷(D)がプロ7試合目で初勝利。チームの新人で初勝利までに7試合以上要したのは、16年熊原(現楽天)の17試合目以来だが、同投手の先発は2試合。オール先発となると、11年須田幸太の8試合目以来となった。また、今季のDeNAでは新人の大貫が2勝。チームで5月までに複数の新人が白星を挙げるのは、大洋時代の58年に鈴木隆が3勝、島田源太郎、桜井薫が2勝して以来61年ぶりだ。

続きを表示

「稲村亜美」特集記事

「プロ野球 交流戦」特集記事

2019年5月19日のニュース