大船渡・佐々木、投げずに初戦敗退 「令和の怪物」夏はノーシード

[ 2019年5月19日 05:30 ]

春季岩手大会1回戦   大船渡4―5釜石 ( 2019年5月18日 )

延長10回、サヨナラ負けを喫し険しい表情を見せる佐々木(中央)(撮影・会津 智海)
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 最速163キロを誇る佐々木朗希投手(3年)を擁する大船渡が18日、岩手県野田村で行われた春季岩手県大会1回戦に臨み、釜石に延長10回の末、4―5でサヨナラ負けを喫した。「4番・右翼」で先発出場した佐々木は4打数1安打で登板しなかった。夏の岩手大会は6月26日に抽選会が行われ、7月11日に開幕。大船渡はノーシードから甲子園を目指すことになった。

 「令和の怪物」は剛腕を披露することなく初戦で散った。延長10回、佐々木は左前に飛んだサヨナラ打を右翼からぼう然と見送った。

 「チームが負けてしまったので、凄く悔しい」。人口約4000人の野田村の球場に約2000人の観衆が集まった。さらに日米7球団のスカウトも訪れたが、佐々木は右翼の守備位置に就いた。4番としては延長10回に左前打を放ったが、快音は1度だけ。8回無死一、二塁では三ゴロに倒れ「チャンスで一本打てなかった。そこが負けた原因」と敗戦の責任を背負った。

 「ゲームの中で登板させようかさせないか考えていた」と国保陽平監督。佐々木への継投も視野に入れていたが、先発の和田を勝たせることを優先して最後まで投げさせた。「圧倒的に(佐々木の)ワンマンチームになりそうなんですけど、はたしていいのか」と夏に向け、第2の投手の育成を課題に挙げた。

 佐々木も指揮官の考えに納得しており「(選手全員が成長することが)チームのために一番」とうなずいた。目標の東北大会出場はかなわなかった。ノーシードで挑む高校最後の夏に向け「甲子園に行きたい。経験値として(東北大会に進めず)残念ですけど、それも含めて夏に勝てればいい」と前を向いた。 (武田 勇美)

○…163キロ右腕を一目見ようと会場となったライジング・サン・スタジアムには午前4時前から観客が訪れ、駐車場を開放。同10時開始にもかかわらず、開場時間の6時半の段階で約100人が行列をつくった。駐車場に一番乗りした宇都宮博正さん(77)は「160キロを期待して。令和の怪物と呼ばれているから一目見たくて」と話していた。

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