オリックス敗戦の中に光…小田が復帰即タイムリー&二盗 東洋大3人衆にキーマン期待

[ 2019年5月19日 20:30 ]

<オ・西>5回裏1死、適時打を放つ小田(撮影・後藤 正志)
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 オリックスが日曜日にまた負けた。そんな報道ばかりだと、ファンはストレスをためるかもしれない。明るい話題に乏しいのも事実だが、19日の西武戦では1つあった。それが小田の復帰だ。左ハムストリング筋損傷で4月7日に出場選手登録を抹消されて以来の復帰戦で、しっかりと爪跡を残してくれた。

 3点差を追う5回、1死二、三塁。西武内野陣は前進守備を敷かず、1点OKという構えだった。ドラフト1位の松本航に、2球で追い込まれたが、外角フォークを左前に落とす適時打。「追い込まれたことで、低めに目付をして、逆方向に打とうと思った。内野ゴロでもいいので、ボール球でも振ろうと思った」。これが、最高の形であるタイムリーになった。しっかりと状況を見極め、好調な次打者の中川につなごうとする意識が、最高の結果をもたらしたとも言える。元々、打力も高い選手だ。今後にも期待が持てる。

 さらに魅せてくれた。中川の犠飛で1点差に迫り、なおも2死一塁。ここで小田がすかさず二盗を決めた。もちろん松本航とは初対戦。出塁したのも、これが最初だったが、福田の打席で3球目にスタートを切り、得点圏に進んだ。「復帰戦だったので、とにかくスタートを切りたかった」。惜しくも点には結びつかなかったが、走力を再確認した瞬間とも言える。

 小田は昨年、12回の盗塁企図のうち、10度決めている。盗塁成功率・833はチームトップ(企図3度以上の選手)だが、実は2度の失敗もヒットエンドランでの打者空振りだった。つまり“実質成功率10割”のスペシャリスト。止まりかけているチーム盗塁数を、小田が再浮上させられるかもしれない。

 もう1つ言えば、守備でも3回の外崎の適時打の際に好送球があった。走攻守で支えてくれる選手は、今のチームには大きな存在だ。「復帰戦で1本出てホッとしましたけど、やっぱり勝ちたかったですね」。本人は悔しそうだったが、ファンには明るい話題になると思う。現状、チームは打撃好調の小島、売り出し中の新人・中川がキーマン。ここに小田を加えた「東洋大3人衆」が、オリックスの浮沈を握るかもしれない。 (オリックス担当 鶴崎唯史)

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