【中日1位】高橋 素材は「森野以上」 木製バットで特大弾

[ 2011年10月27日 17:30 ]

中日が1位指名した東海大甲府・高橋

高橋周平(たかはし・しゅうへい)内野手 17歳 山梨・東海大甲府 右投左打 1メートル85、83キロ

 中日・森野将彦内野手を指導した、東海大甲府・村中秀人監督いわく「素材は森野以上」と太鼓判を押す、高校生ながら即戦力のスラッガー。高校通算71本塁打を記録し、甲子園には一度も出場しない選手ながら、アジアAAA選手権で日本代表の3番に座り、5試合で打率5割、打点13をマーク。横浜スタジアムの右中間最深部に木製バットで放り込み、大会MVP、打点王、ベストナインに。甲子園で優勝した日大三勢をもしのぐ、まさに高橋のワンマンショーの大会だった。

 バットのヘッドスピードが並外れて速く、ボールを十分呼び込んで打てる技術は出色。センターから逆方向に打てるのも魅力たっぷり。「バットに当たってから腰を回転させるような感覚で打っている」と高橋。高校生とは思えない腰の強さと、どっしりした下半身があればこそ。プロレベルの変化球にどう対応していくかが課題となるだろうが、ケガさえなければ1年目から1軍の試合に出場できる選手である。

 東海大甲府では主将も務め、「木製バットは面白い。考えないと簡単に打てない」などと、練習も言われるままではなく、自ら課題を見つけて克服していく探究心もある。小学生時代は松井秀喜外野手に憧れ、最近では横浜・筒香嘉智内野手を目標にしている。

 グラブさばきも柔らかく、遊撃手としても魅力はあるが、プロでは三塁で打撃を生かすのも選択肢の一つだ。

 ▼中日1位・高橋内野手(東海大甲府高)夢がかなったという気持ち。甲子園には出られなかったが、評価されてうれしい。持ち味は打撃。4番を打てる打者になりたい。

 ▼中日・高木次期監督 ほっとした。何としても当てたい気持ちがあった。持ち味はバッティング。しっかり守れて、ホームランも打てる内野手になってほしい。

 ▼ヤクルト・小田義人スカウト「ここ10年でも高校の野手としては最高の打者。飛び抜けた存在。ヤクルトでいえば、(現楽天の)岩村レベルの選手にはなれる可能性がある。野球でメシを食っていくんだって覚悟が伝わってくるのもいい」。

 ▼中日・正津英志スカウト「打つだけではなく、すべてにおいてトップレベルの選手。下半身がしっかりしており、センターから逆方向への強い打球を打てることが魅力。ショートじゃなくて、三塁の方がプロではいいかもしれない」

 ▼日本ハム・大渕隆スカウトディレクター「他の選手とスイングが違う。凡打の内容もいい。左腕の変化球にも対応できるし、日本を代表する内野手になってほしい。それだけのものを持っている」

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