【ソフトバンク1位】武田翔太 “九州のダルビッシュ”縦の変化球は絶品!

[ 2011年10月27日 17:30 ]

1位指名を受けたソフトバンクのユニホームを着てガッツポーズする宮崎日大高の武田翔太投手

武田翔太(たけだ・しょうた)投手 18歳 宮崎日大高 右投右打 1メートル87、80キロ

 甲子園には縁がなかったが、夏の大会前の練習試合では12球団30人のスカウトが集結するなど、高校生右腕としてはNO.1と評価する声も多い。

 最速は151キロだが、「いくら速い球を投げても打たれる時は打たれる」と、球速にはこだわらず、打者をいかに打ち取るかを探求する投手。練習や自己の投球などを細かく綴ったノートが、この1年間で3冊にもなるというほど、高校生離れした大人の投手である。

 1メートル87の長身から投げ下ろすストレートは、球速もさることながら、体が簡単に開かず、腕が遅れて出てくるため、打者はかなり打ちづらい。ストレート以上に魅力的なのが「一回もバントをさせたことがない」という縦のスライダー。ほかにも横のスライダーに角度や球速を変えた3種類のカーブ、、シュート、チェンジアップと多彩。打者を見ながら、あるいは状況に応じて、投げ分ける。

 夏の宮崎大会で準々決勝では、脱水症状に陥り、途中降板で敗退。それでも次の目標のプロに向かって練習を続け、水泳トレーニングに整体とやれることは惜しみなくすべてやってきた。「まだまだ伸びる投手。体ができてくれば、チームの主戦投手になれる。状況が許せば1位指名したいのだが…」とある球団のスカウト。“九州のダルビッシュ”への期待は高まる。

 ▼ソフトバンク1位・武田投手(宮崎日大高)地元(九州)の球団なのでいきたい気持ちもあり、本当にうれしい。杉内投手やダルビッシュ投手が目標の選手。まずは1勝を目標に、そこからどんどん積み上げていきたい。

 ▼ソフトバンク・秋山監督 本当に良かった。(武田は)ダルビッシュ(日本ハム)や田中(楽天)に匹敵する力がある。早くその場所にいけるように。階段を上って頂点に立ってもらいたい。

 ▼巨人・武田康スカウト「最近では数少ない本格派。リリースポイントも安定し、力の入れどころ、抜きどころが分かってきた。それにあの縦のスライダー。プロでも通用する」

 ▼広島・苑田聡彦スカウト部長「変化球もスライダーだけでなく2種類のいいカーブがいい。今は縦に落ちるカーブを投げるプロの投手はほとんどいないので通用する。故障しそうなタイプでもないし、伸びしろがまだまだある」

 ▼日本ハム・岩井隆之スカウト「ストレートも変化球も高校生右腕ではトップ。体だけでなく、投手としてスケールの大きさを感じる。なかなか出ない逸材」。

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