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プルデンシャル生命 新たな詐取の疑い約700件 新規保険販売の自粛期間180日延長

[ 2026年4月23日 05:30 ]

記者会見するプルデンシャル生命の得丸博充社長(左から2人目)
Photo By 共同

 営業社員による顧客からの金銭詐取を巡りプルデンシャル生命保険は22日、1月に顧客の相談窓口を設置して以降、新たな詐取被害の疑いがある顧客からの申し出が約700件寄せられたと明らかにした。1月に発表した約500人の顧客から不正に受け取っていた計約31億円のうち、約260人に対する17億円分について今月17日時点で補償の審査を終えたり支払いが完了したりしたと明らかにした。

 新規保険販売の自粛期間を、5月から180日間延長することを正式に発表した。同社は「経営の在り方に踏み込んだ構造改革に取り組むため」としている。新たに申し出のあった約700件にはグループのジブラルタ生命保険に関するものが約70件含まれるという。

 プルデンシャル生命の得丸博充社長は22日に東京都内で開いた記者会見で一連の不祥事を陳謝した上で「申し出の一つ一つを重く受け止める」と述べた。自粛期間の延長は「目指すべき営業社員像が会社として担保できる状態に至っていないと判断した」と説明した。

 不正は新規契約の獲得に強く連動した報酬制度が一因とされた。基本保証給を導入するなど大枠の設計を済ませ、今後の自粛期間中に実行に移す予定という。定期面談を実施するなど営業社員の行動管理も強める。

 金融庁は1月、プルデンシャル生命に対し保険業法に基づく立ち入り検査に着手し、営業活動の実態や不正の原因などを調べている。親会社のプルデンシャル・ホールディング・オブ・ジャパンにも立ち入り、経営管理体制も確認。悪質性を重く見て、行政処分も検討している。

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