マリウス葉 ラスト歌唱は「RUN」 ファンに涙の感謝「皆さんと過ごした日々は僕一生の宝物」

[ 2023年1月1日 04:00 ]

Sexy Zone
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 ジャニーズ事務所による毎年恒例のカウントダウンライブが、12月31日から1日にかけて、東京ドームで行われた。このライブを最後にSexy Zoneのマリウス葉さん(22)がグループから卒業し、芸能界を引退した。

 マリウスさんが2020年12月の活動休止以来初めて歌う姿を披露したのは、デビュー曲「Sexy Zone」。恒例のグループの垣根を越えて、メンバーや曲をシャッフルして行われるジャニーズメドレーにも登場。SixTONESの京本大我(28)らとTOKIOの「宙船」を歌唱した。

 そして、ライブ終盤、5人としてのラストの一曲に選ばれたのは「RUN」。2020年に松島聡(25)が芸能活動を再開し、5人がそろって初めて歌唱した思い出の曲「RUN」だ。歌唱前には「Sexy Zone行くぞ!」と円陣を組み、マリウスさんの「メンバー、ファンのみなさん、そして、ジャニーズファミリーのみなさん。今までありがとうございました。Sexy Zoneはこれからも走り続けます」の言葉とともに歌い出し。最後は5人で肩を組み、中島健人(28)は「マリウスありがとう!」。かけがえのない瞬間を分かち合った。

 カウントダウンコンサートの生中継終了後、東京ドームの観客に向けてラストメッセージを送った。「まずは本当にSexy Zone最高の仲間のメンバーと、今まで11年間応援してくれたファンの皆さん、そして先輩の方々、後輩の皆、ジャニーズファミリーの皆さん本当に本当にありがとうございました!」と目を潤ませながら、感謝。「本当に皆さんと過ごした日々は僕一生の宝物です。これからも皆さん自分の夢に向かって頑張ってください、僕も頑張ります」とありったけの思いと覚悟を伝えた。

 続けて、中島、菊池風磨(27)、佐藤、松島の4人の“兄”がそばで見守る中で「そしてこれからも僕のお兄ちゃんたちSexy Zoneのことをよろしくお願いいたします。最高のお兄ちゃんたちなので、これからもよろしくお願いします。応援してください!ありがとうございました」と語り、全員でおじぎ。ステージから降りる直前には、マリウスさんが中島健人(28)とともに再び客席に向かって深く一礼し、アイドル人生に幕を閉じた。

 生まれ故郷のドイツを離れ、ジャニーズ史上最年少の11歳でデビュー。紆余(うよ)曲折を経ながらも11年間セクシーラバーズ(ファンの総称)に笑顔を届けたマリウスさん。現在スペインの大学で政治、哲学、法律、経済学や国際弁護について学んでおり「将来、これらの知識を活用し、世界中の困った人たちや国際社会の役に立てる人間に成長していきたい」と新たな夢を見つけた。

 佐藤勝利(26)は「これからもマリウス含めSexy Zoneの物語は続いていく。一緒に時代を作ろうね!」とエール。マリウスさんはかけがえのない4人に「いってらっしゃい!」と送り出され、次のステージに向けて羽ばたいていった。

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2022年12月31日のニュース