有吉弘行 恩人・上島竜兵さんもステージに…初紅白リハで毒舌さく裂「塩まいておきます」

[ 2022年12月31日 04:48 ]

<第73回NHK紅白歌合戦リハーサル>フォトセッションに臨む(左から)ダチョウ倶楽部の肥後克広、寺門ジモン、有吉弘行、純烈の小田井涼平、酒井一圭、白川裕二郎、後上翔太(撮影・尾崎 有希)
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 第73回NHK紅白歌合戦のリハーサル最終日が30日に行われ、4人組歌謡グループ「純烈」が登場した。紅白のステージをもって小田井涼平(51)がグループを卒業する。応援ゲストで一緒に歌う「ダチョウ倶楽部」と有吉弘行(48)もリハに参加。5月に急逝した上島竜兵さん(享年61)への思いをはせるステージとなるが、「塩をまいておきます」と毒舌で笑わせた。

 有吉の持ち味がさく裂したリハ後の会見。「紅白は25年前に落選してますから、恨みに恨んでいた。あの時になぜ俺を出さないんだと」。恨み節をこぼすと純烈の酒井一圭(47)に「テーマは復讐(ふくしゅう)なの?」とツッコまれた。

 25年前とは、今回歌唱する「猿岩石」時代の曲「白い雲のように」が大ヒットした年。同曲は96年12月に発売され、97年にかけてブームを巻き起こし、ミリオンセールスを達成した。だが、97年の紅白から声はかからず。大みそかは民放の裏番組に出演していた。

 それから25年後の今年、8月に音楽番組で純烈とダチョウが同曲をカバーした。有吉は「ここしかない。恩讐を超えて、チャンスだと思った」と紅白に狙いを定め、大みそかの日程が空いていることをラジオ番組などでアピール。思惑通りの“初出場”を喜んだ。

 ステージでは、純烈が持ち歌の「プロポーズ」を歌い、その後にダチョウと有吉が加わって「白い…」を歌う。有吉のテレビ番組での歌唱は13年ぶりとあって、リハでは緊張の面持ちで、声も少し震えていた。それでも最後は7人で元気にダチョウのギャグ「ヤーッ!」を決めた。

 純烈とダチョウのコラボレーションのきっかけは、5月に上島さんが急逝したこと。この時のコメントで肥後克広(59)が「純烈のオーディションを受けます」とボケた。これを機に純烈との交流がスタートしユニットを結成。8月に配信デビューを果たした。

 本番は上島さんを含めた8人のつもりでステージに立つ。肥後は「上島は今日もステージに立ってましたから。きっとうらやましがってる。彼はこういうとこが一番好きだから」と思いを巡らせた。有吉にとって上島さんは売れない時代に面倒を見てくれた大恩人。「とにかく塩をまいておきます」と毒をまき散らしてしのんだ。

 ≪卒業の小田井「7人で元気に」≫純烈の小田井涼平は紅白のステージをもってグループ卒業する。お祭り感たっぷりのステージに、リーダー酒井は「もう小田井さんの卒業のことは吹っ飛んだ」と笑った。卒業前日の小田井も「僕は整理がついてますから」としんみりした様子もなく「7人で元気にやれたら」と最後のステージを全力で楽しむつもりだ。一方で一抹の不安もよぎる。「(ステージに)熱湯風呂が出てきて入らされるんじゃないかと、最後まで油断できない」と戦々恐々。ダチョウ倶楽部の十八番の芸が出るのか注目だ。

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